1963年6月5日、シングル「
高校三年生」で鮮烈なデビューを飾り、一世を風靡した
舟木一夫。昨年、芸能生活60周年という節目を迎え、12月7日に発売した芸能生活60周年記念シングル「
湖愁」は自身初のオリコン週間演歌・歌謡シングルランキング1位を記録し、その健在ぶりをアピールしたばかり。今年も2月16日の埼玉・大宮ソニックシティ公演からスタートした全30本のツアーも18公演を終え、折り返し。この「湖愁」を最大限フィーチャーしながら熱いステージを展開しています。
そんな中、5月に発売した『
レア・セレクション1963-1977』に続く第2弾『レア・セレクションVol.2』が10月11日(水)にリリースされることが決定しました。前作『レア・セレクション1963-1977』の制作中に、収録しきらない未CD化未配信の楽曲があることが分かり、芸能生活60周年にわたる舟木一夫作品を再網羅する取り組みの一環として、第2弾の構想が誕生しました。
今作では前作の制作中に確認できた初CD化&初配信となる全19曲のお宝音源が収録されることとなりました。そのうち16曲はオリジナル曲、3曲は昭和初期歌謡曲のカヴァー曲となります。初CD化&初配信となるオリジナル楽曲の中には昨年の新歌舞伎座や新橋演舞場で披露された「若君風流」「魔像」「葵の剣」、京都南座で披露された「江戸の淡雪」、やはり新橋演舞場で披露された「総司が行く」「薄桜記」などが含まれています。
初CD化初配信のオリジナル曲16曲はすべて1977年に発売された15周年記念舟木一夫大全集『限りない青春の季節』に収録されていたもの。膨大な作品群の中、このアルバムのマスターのみCD化されてきませんでした。
これらの初CD化音源を合わせ、舟木一夫の歌手生活60周年のキャリアのうち、オリジナル楽曲約360曲がすべてCD化されることになります。また、同じく初CD化初配信となる歌謡曲のカヴァー曲3曲は1972年のアルバム『渡世人 舟木一夫三度笠を歌う』に収録されていたもので、こちらも51年ぶりに復刻となりました。
[コメント]前作「レア・セレクション」の制作中に、これは1タイトルだけでは収まらないと思い、Vol.2の制作準備に入りました。
近年、自身の音楽の原点である、[時代に残る日本の音楽]を歌い継ぐステージを展開してきた舟木さん。その当時のステージでは、その時代の洋楽曲も数多く歌い、舟木の音楽のルーツのひとつとして業界でも注目されて来ました。
「レア・セレクションVol.2」では、まだ未CD化、未配信化のオリジナル楽曲とともに、舟木一夫の音楽ルーツの楽曲をお楽しみ頂けます。全64曲、舟木の歌声と共に、皆様も日本の音楽の原点を追いかけてみては如何でしょうか。――コロムビアレコード 舟木一夫担当ディレクター 高橋正人