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「第1回日本ホラー映画大賞」大賞受賞作 古川琴音主演映画『みなに幸あれ』特報映像公開&松大航也出演決定

古川琴音   2023/06/23 12:22掲載
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「第1回日本ホラー映画大賞」大賞受賞作 古川琴音主演映画『みなに幸あれ』特報映像公開&松大航也出演決定
 2021年、日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」(主催: KADOKAWA)の初大賞受賞作品『みなに幸あれ』が、2024年に劇場公開。この度、特報映像、そして新キャストとして松大航也の出演が公開され、あわせて松大と下津優太監督よりコメントが到着しています。

 主演は、今最も旬な俳優の一人で、若手俳優の中でも抜きんでた演技力で評価の高い古川琴音。古川自身初めてのホラー映画への出演となります。メガフォンをとるのは、「日本ホラー映画大賞」にて同名タイトルの短編映画として大賞を受賞した下津優太。下津は本作にて商業映画監督デビューとなり、誰も観たことのない斬新な恐怖の世界を創り上げることに挑みます。そして、総合プロデュースを手掛けるのは、日本ホラー映画界の重鎮である清水崇

 本作は、「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」という、人類の宿痾と言ってもいい根源的なテーマが根底に流れ、とある村を舞台に、この世界の特異な成り立ちに疑問を持った古川演じる主人公が行動を起こすも、逆にどんどん追い込まれていく様を描き、「この世界にはある法則が存在する。それを知らないと死ぬことになる…。」という得体の知れない恐怖と対峙していきます。

 公開された特報映像では、田舎に住む祖父母を訪ね、久しぶりに家族水入らずの幸せな時間を過ごしていた古川演じる“孫”。にこやかに微笑む優しい祖父母と過ごす穏やかな時間も束の間、ゆっくりと確実に不穏な影がこの家族に忍び寄ります。血まみれの孫と祖父母、半裸で白昼を徘徊する目が虚ろな村人、炎に包まれ横たわる人――次々と挟み込まれる、得体の知れない“何か”、そして、その存在に翻弄されていく孫。今まで観たことのない映像表現の数々に一瞬も目が離せなくなる映像となっています。

 最後に満面の笑顔を浮かべる孫に一体何が起こったのか――?「日本ホラー映画大賞」の大賞を受賞し、ホラーファンの期待も高まっている本作より、期待を全く裏切ることのない特報映像。今回、下津監督も新たにコメントを寄せており、タイトルにこめた“希望と皮肉”、そして本作のテーマの根幹となる想いを明かしています。また、松大航也は、主人公・孫の幼馴染の役で本作に出演することが明らかとなりました。

[コメント]
理想ばかりを描いているだけでは何も解決しません。現実と向き合い受け入れることは非常に苦しみを伴う作業です。「みなに幸あれ」という題には、希望と皮肉の意味を込めています。この問いに対して『現実を受け入れ、理想を描き続けること』を希望として捉えました。
この地球上には『地球上感情保存の法則』というものがあるらしく、地球上に生きる家畜・動物などを殺すことにより、地球上に負の感情が溜まり、それにより人間は負の行動を起こしてしまうのだと。意図的に不幸な人を作り出すことにより、私たちの幸せは成り立っているのだと。
今より1ミリでもよい社会になることを信じて、映画の持つパワーを信じて、何よりこの企画と自分自身を信じて、消費される映画ではなく、残る映画を作りたい。必ず作り手の思いは、受け手に伝わると信じています。

――下津優太 監督

今回、映画の「幼馴染」役を演じることになりました。
この作品では「犠牲」「幸せ」がテーマの作品でホラーというジャンルでありながら、とても考えさせられる作品です。自分が演じた「幼馴染」は、社会の仕組みには入ることができず、どうしようもない現実を突きつけられていても、それでも本作のテーマである「幸せ」をよく考えた人物です。ぜひ観ていただく方々にホラーとして楽しんでいただくことはもちろん、なにか心に残すことができたらなと思います。「みなに幸あれ」ぜひ多くの方に観ていただけたらなと思います。

――松大航也


©2023「みなに幸あれ」製作委員会

『みなに幸あれ』
2024年公開予定
movies.kadokawa.co.jp/minasachi
配給: KADOKAWA
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