ジョージ・ベンソン 2003/09/19掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
リー・リトナーもモータウン・カバーの新譜を出したし、シングルトーンが何とも渋い
ジェフ・ゴルブの新譜もソウル趣味全開で良かったし、ジョージ・ベンソン直系の
ノーマン・ブラウンも歌伴で大活躍しているし、ソウル系ギターファンには豊作続きの今年ですが、しかし、誰かを忘れていませんか? そう、キング・オブ・メロウ・フュージョン・ギターの最高峰、夜の帝王
ジョージ・ベンソンが満を持して帰って来ました! 先に挙げたリットのモータウン・カバー『ツイスト・オブ・モータウン』にも参加するなど細かなアクションはあったけど、10月22日に発売される正真正銘のニューアルバム
『タイトル未定』(UCCR-1038 \2,548(税込))で遂に3年半ぶりのカムバックとなります!
2000年に出た前作『アブソルート・ベンソン』はエロ度こそ減ったものの、
ジョー・サンプルや
スティーヴ・ガッドを迎えた大傑作で、1曲目の「ザ・ゲットー」からラテンパーカッション炸裂の本気ファンク印に驚きました。が、もっと驚いたのは同時期に発売されたライブ映像! オープニングを飾る1曲目からすでにギターを持っていない! マイク片手に絶倫ソウルヴォーカルを聴かす姿は衝撃的でしたよね。剣術の世界の最高境地は剣を持たない事だと映画『HERO-英雄』で言っていましたが、ギターを持たないで登場したベンソンの余裕に、ギタリストとしての最高境地を感じ取ってしまいました。
そんな最高境地に達してしまったベンソンの今回の新作は、もちろんヴォーカルも曲も多数収録! 彼くらいの達人になれば、もう楽器は何でも良いのでしょう。毎度の事ながら厚化粧もばっちりキメてます! そっちの方もまだまだ現役みたいですね。現在の所では
リチャード・ボナがベースに参加してるくらいの情報しか入ってきてませんが、詳しい楽曲の情報や参加ミュージシャンが発表されたら、またお伝えしますね。いやはや、久々に発売が待ち遠しい新譜です!