2001年に58歳で世を去った
ジョージ・ハリスン(George Harrison)をしのび、2002年11月に英ロンドンでトリビュート・コンサートが開催されました。
エリック・クラプトン、
ポール・マッカートニー、
リンゴ・スターらが出演したこの公演の模様を収録する映像作品『
コンサート・フォー・ジョージ』が、7月28日(金)より東京・TOHOシネマズシャンテ他にて日本ではじめて劇場で上映されます。
この作品の劇場公開を記念して、ジョージの息子で、『コンサート・フォー・ジョージ』に出演している
ダニー・ハリスンから、日本のファンに向けたメッセージが到着。『コンサート・フォー・ジョージ』について、また、13歳だった1991年にジョージ・ハリスンwithエリック・クラプトンandヒズ・バンドのツアーに同行し、日本で父と同じステージに立った際の思い出も綴っています。
さらに、著名人からの推薦コメントとして新たに
岸田繁(
くるり)のコメントが公開されました。
[ダニー・ハリスンのコメント(抜粋。全文はオフィシャル・サイトで公開)]Minasama ogenkidesuka (ミナサマ オゲンキデスカ)?
開催から20数年ぶりに皆さんに観ていただけることが、なにより嬉しいです。ラヴィ・シャンカール、トム・ペティ、ゲイリー・ブルッカー、マイケル・ケイメン、ジム・キャパルディ…もうこの世にいない人が、他界したばかりの父を祝うために集まってくれた。だから、これは、僕が思うに、見逃すことのできないみんなの祭典なんだ。日本で上映されることを、とてもとても嬉しく思っているよ。
このコンサートに出演してくれた全員がみなそれぞれスペシャルで、注目すべきポイントが本当にたくさんある。選曲もとても良く考えられているし、バンド・メンバーも多岐にわたっているしね。一度だけでなく、何度も観て味わって欲しいと思っている。文字通り一度に20以上の出来事がステージで同時進行しているので、目を離さないようにね!
初めて大きなショー、少なくとも初めて父と一緒に演奏したのは、1991年の日本で、確か大阪城ホールだったと思う。その次の日には、東京ドームでも演奏した。日本は僕の音楽キャリアのスタートの地なんだよ。
ツアー中はバンドのメンバーが日本を案内してくれた。13歳だった僕にとって、それまでで、一番未来的で信じられないような時間だったんだ。
僕は日本の文化に夢中なんだ。大人になった今、もう一度日本を訪れて、深く体験することを楽しみにしている。武道から書道、料理や職人技に至るまで、世界でも最も素晴らしくて尊敬に値する規律ある文化だと思うからね。すべてが敬意と美をもって行われる…それは僕の人生においても共鳴するものなんだ。できるだけ早くまた日本に戻って、90年代からどう変わったかを見るのを楽しみにしているよ。――ダニー・ハリスン