“声の王国”と呼ばれるブルガリアで最も古い歴史と伝統を誇るブルガリア国立歌劇場が、2018年10月5日(金)から17日(水)にかけて3年ぶりの来日ツアーを開催。全11公演が予定されている同ツアーでは、日本向けに新たに制作された
ビゼー『カルメン』と、「誰も寝てはならぬ」で親しまれる
プッチーニ『トゥーランドット』が上演されます。
特に注目されるのは、劇場総裁のプラーメン・カルターロフが新制作した『カルメン』。古代ギリシャの円形劇場と日本の“能”を融合させ、特定の場所や時代を設定しないモダンなステージで、現地でも14公演が完売する異例のヒットを記録ています。主役のカルメンは、世界の歌劇場で活躍するナディア・クラスティヴァ(Nadia Krasteva)と、劇場が太鼓判を押すゲルガーナ・セコーヴァ(Gergana Rusekova)。
指揮は、アリゾナ・オペラ、
シンシナティ交響楽団でアソシエイト・コンダクターを務める原田慶太楼(33歳)。17歳で単身渡米し、キャリアを重ねるとともに、国内オーケストラの指揮活動も高い評価を獲得しています。