ライヴで大流血、汚物を撒き散らして客に襲いかかり、通報されて警察から全裸で逃走するなど、数々のエピソードを残し、1993年にヘロインの過剰摂取でこの世を去った究極の破滅型ヴォーカリスト、
GGアリン(G.G.ALLIN)。彼の家族の信頼と絆を綴った映画「ジ・アリンズ / 愛すべき最高の家族」が2019年2月に東京・渋谷 シアター・イメージフォーラムで公開されます。
本作はGGのバンド、THE MURDER JUNKIESのメンバーであった兄のマール・アリンがGGの遺志を受け継ぎ音楽活動や汚物アートに勤しむ様子と、どんなに狂っていても温かい眼差しで子供たちを支える母親アリータの、一家がたくましく強く生きる模様を描いた感動のドキュメンタリーです。
監督は2003年作『メイキング・オブ・ドッグヴィル〜告白〜』ほか、数々のドキュメンタリーを手掛ける
サミ・サイフ。GGアリンという無類の破天荒なキャラクターを扱いつつも、“家族の物語”という主題をぶれることなく、誠実かつ優しいトーンで描ききった記録映画となっています。