ヴァイオリンの巨匠、
ギドン・クレーメル(Gidon Kremer)率いるクレメラータ・バルティカのニュー・アルバム
『モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲全集(全5曲)』(WPCS-12354〜5 税込3,990円)が10月21日にリリースされます。
クレーメルがモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を録音するのは、20年以上前に
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と録音して以来。その録音は歴史に残る名盤となっているだけに、今回の新録音への期待が高まります。
今回の録音は、2006年のザルツブルク音楽祭で行なわれました。“モーツァルトのための劇場”(旧ザルツブルク祝祭小劇場)でのマラソン演奏会を収録したものです。
ちょうどその録音の2日前、クレーメルはニューヨークのリンカーン・センターで開かれたモストリー・モーツァルト・フェスティヴァルで、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲の全曲演奏を行ないました。
それを評したニューヨーク・タイムズ紙は、「どんなによく知られた作品であろうとそれを完全に自分だけのものにし、その最も重要な細部をほかのどのヴァイオリニストとも違うやり方で演奏できる彼の能力、それでいながら作品の精神からも形からも決して逸脱しないでいられる能力」を絶賛しています。
当盤でクレーメルが演奏しているカデンツァは、すべてロバート・D.レヴィンがクレーメルのために書き下ろしたもの。また、ギドン・クレーメルが使用した楽器は、最近手に入れたニコロ・アマーティ1641年製ヴァイオリンとのことです。
圧倒的な技巧と独創的な発想でいつも聴衆を驚かせてくれるクレーメルが、今回の録音でどのような境地に立っているのか、ぜひ皆さんの耳で確かめてみてください。
※10月21日発売
ギドン・クレーメル(vn)&クレメラータ・バルティカ
『モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲全集(全5曲)』(WPCS-12354〜5 税込3,990円)
[収録曲]
モーツァルト:
01. ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調
02. ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調
03. ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調
04. ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調「軍隊」
05. ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調「トルコ風」