2015年5月10日(日)〜5月26日(火)にかけて、東京 渋谷 新国立劇場オペラパレスにて
ヴェルディ: 『椿姫』全3幕(イタリア語上演 / 字幕付)が新制作で上演されます。公演日は5月10日(日)、5月13日(水)、5月16日(土)、5月19日(火)、5月23日(土)、5月26日(火)の計6回公演です。
『椿姫』は、華やかなパリ社交界を舞台に、高級娼婦ヴィオレッタの純愛と哀しい運命を描いた作品。人々の涙を誘うヴェルディの名作オペラが、スタイリッシュで洗練された舞台作りで定評のあるフランス人演出家ヴァンサン・ブサール(Vincent Boussard)の手により、装いも新たに登場します。ガラ・コンサートでも歌われることの多い「乾杯の歌」、ヴィオレッタが揺れる女心を歌う超絶技巧アリア「ああ、そはかの人か〜花から花へ」、ジェルモンの「プロヴァンスの海と陸」など全編を通して美しい名曲が散りばめられており、オペラははじめてという方にもおすすめの公演です。
注目のヴィオレッタ役には、ヨーロッパで幅広く活躍する清楚な美声と透明感のある歌声が魅力のスロヴェニア出身ソプラノ、ベルナルダ・ボブロ(Bernarda Bobro)が迎えられます。ボブロにとって、ヴィオレッタ役は多くの歌劇場で歌っている得意役で、なかでも2012年には英国ロイヤルオペラにデビューを飾り大成功を収めました。アルフレード役は、イタリアの正統派リリック・テノールとしてめきめきと頭角を現している
アントニオ・ポーリ(Antonio Poli)、ジェルモン役はベルリン州立歌劇場の専属歌手でイタリア・オペラを中心に活躍するアルフレード・ダザ(Alfredo Daza)。指揮は、オペラ、コンサートの両分野で精力的に活動し、2013年の『コジ・ファン・トゥッテ』の名演が記憶に新しいイヴ・アベル(Yves Abel)です。
屈指の人気を誇る悲恋オペラを、新演出で楽しめる本公演。チケットも残り少なくなってきているので、ご予約の方はお早めに。