エチオピア・ジャズの
ムラトゥ・アスタトゥケと活動していた経歴を持つ、実力派のジョン・スコットを新ドラマーに迎え、EP『ビトゥイーン・トゥ・ウェイヴス』を2022年7月に発表した英マンチェスターの新世代ピアノ・トリオ、
ゴーゴー・ペンギン(Gogo Penguin)。彼らのニュー・アルバム『
エヴリシング・ゴーイング・トゥ・ビー・OK』が4月12日(水)に日本先行発売されます。デジタル配信は4月14日(金)にスタート。このアルバムからの1stシングル「グリマリングス」が公開中です。
新曲のタイトルになっている「Glimmerings」はサセックス大学の教授、アニル・セスの2021年の著作『Being You: A New Science of Consciousness』から引用したものだとメンバーの
ニック・ブラッカ(b)は説明。「〈Glimmerings〉は、新しいアルバムのアイディアを準備する際に、最初に取り組み始めた曲の一つです。セスの本を読んでいるとき、“glimmerings”という言葉に惹かれたんだ。この本は意識の科学について書かれたもので、プロローグで彼は“アイディアの煌きが現れはじめた”ことについて語っています。思考や創造性のプロセスを表現するのに最適な方法だと感じたのです。〈Glimmerings〉はシンセの小さなカーネルから始まり、時間をかけてレイヤーを追加することでもっと複雑になりました。タイトルの背景にあるアイディアは、まさに始まりの部分で、最初はアイディアと意図しかないけれど、それがどこへ行くのかという目的とアイディアを持っていて、そのプロセスがどこへ導いてくれるのか、プロセスと自分自身を信頼しなければならないんだ」と話しています。
Photo by Emily Dennison