新世代ピアノ・トリオ、
ゴーゴー・ペンギン(GoGo Penguin)が、新ドラマーのジョン・スコットとともに制作した5曲入りのデジタルEP『ビトゥイーン・トゥ・ウェイヴス』を7月1日(金)に発表します。このシングルから「Ascent」「Badeep」に続く新曲「Wave Decay」が公開されました。
「Wave Decay」についてメンバーのニッカ・ブラック(b)は、「『Wave Decay』はもともといくつかのピアノ和音を組み合わせたものだった。そこにデンマークのオットー・サミーが作った新しいパーム・ミュート・メダル(Palm Mute Pedal)のプロトタイプがクリス(・アイリングワース / p)に送られてきたことで飛躍のきっかけを得た。曲のイントロとアウトロではミュートされたピアノに対して、メロディのように引き立てたベースが前面に出るようにしようということになった。曲のタイトル『Wave Decay』(崩れる波)は、最近ハマっているフリーダイビングや海中に関することから発想を得ている。ピアノ和音の変化は、とくにパーム・ミュート・メダルが加わると波のうねりのように感じられる。最初のベースのメロディはいつもと違う雰囲気が出て、シンセとともにミュートされたピアノを取り入れたのも我々が新たな境地に踏み出した作品になったと感じている」とコメントしています。
パーム・ミュート・ペダルは、デンマークのピアニスト、オットー・サミーが開発したもので、ピアニストが弾きながら弦をミュートしたりエフェクトをかけたりできます。ピアノの生音でありながらエレクトロなサウンドのように聞こえることも。アコースティック・エレクトロニカなサウンドを標榜するゴーゴー・ペンギンは、新作EPのレコーディングでこのペダルを用い、あらたなサウンドを獲得しました。