稀代のリリシスト・
HAIIRO DE ROSSIが、通算9枚目となるアルバム『
Revelation』を10月26日(水)にリリースします。
『Revelation』は、今までのサウンド・スタイルから大きく変化した全く新しい作品。この革新的な変化は前作までが深化の追及だとしたら、“進化”とも言え、HAIIROとともにエグゼクティブ・プロデューサーとして今回クレジットされる盟友・
Pigeondust、早くからその才能を発掘した
Olive Oilという鉄板のメンツをはじめ、「forte」所属のManakurv、そし
てCoga Atsushi、LILZAMら新たな才能のビート群が力強くその進化を後押ししています。
また、客演を多数招いた前作から一転、高い人気を誇る楽曲「Seasons of Love」で共演したシンガーの
TSUNEIのみの客演となった今作のラップは、未だかつてないほどのソリッドに。全体のバランスをPigeondustが統括し、差し込まれる音の数々が音楽作品としての強度を上げている本作では、リリックの精度も特筆すべきところです。現代社会の膿を抉り出すリリックは単にタイムリーや攻撃的なわけでなく、縦横無尽にドライブするフローとともにこの上なくリリカルに紡がれます。幾重にも重ねられたミーニング、繊細で綿密なライミング、そして核心をつくパンチラインの連続。有能なライターや耳の肥えたリスナーの分析が積極的にされるべきと言える仕上がりとなっています。
他のMC達との違いを明確にし、長年悩まされている病魔と向き合い、悟り、自尊心を取り戻し、そして彼が受けた“啓示”(Revelation)とは――。なお、本作をより鮮明に理解するべく、話題の著書『わたしはラップをやることに決めた』の作者で文筆家 / ライターのつやちゃんがライナーノーツを担当。ミックスは「forte」のManakurvが全編を手掛け、マスタリングはToshiyuki Abe。ジャケット写真は写真家のCherry Chill Will、CDデザインはMTCHYが担当しています。