ビーチ・ボーイズ、
エルヴィス・プレスリー、
フィル・スペクター、
フランク・シナトラ、
カーペンターズなど、多くのアーティストのレコーディングに参加したセッション・ドラマー、
ハル・ブレイン(Hal Blaine)。2019年3月に90歳で亡くなったブレインが生前レコーディングに参加した3万5000以上の楽曲から、25曲を収録するコンピレーション・アルバム『
ハル・ブレイン・ワークス〜華麗なるドラミング』(CD SICP-31279 2,000円 + 税)が7月24日(水)に発売されます。
収録曲は
ロネッツ「ビー・マイ・ベイビー」、
クリスタルズ「ダ・ドゥ・ロン・ロン」、ボブ・B・ソックス&ザ・ブルー・ジーンズ「ジップ・ア・ディー・ドゥー・ダー」といったフィル・スペクターがプロデュースした楽曲のほか、エルヴィス・プレスリー「ア・リトル・レス・カンヴァセーション」、ビーチ・ボーイズ「グッド・ヴァイブレーション」、
バーズ「ミスター・タンブリン・マン」、
ママス&パパス「夢のカリフォルニア」など。選曲と解説は
萩原健太が担当しています。
ブレインは1929年、米マサチューセッツ州生まれ。朝鮮戦争から帰還後、40年代にプロのドラマーとなり、50年代末からは西海岸のセッション・ミュージシャン集団〈レッキング・クルー〉の一員として多くのレコーディングに参加しました。70年代には
ジョン・デンバーのツアー・バンドでドラムを担当し、デンバーとともに来日したこともあります。