濱田金吾が、レーベルを超えて、“AOR”をテーマに編んだベスト・セレクション・アルバム『インク・ブルー』を11月9日(水)にリリース。
バンド・デビューを経てソロに転じ、多くの作品を残してきた濱田金吾。ソロ・キャリアの中で、7枚のアルバムを発表しています。全ての楽曲は本人の作曲によるもの。類まれなメロディ・メーカーとして、様々なアーティストにも楽曲を提供しています(作曲)。いずれのアルバムも優れた国内外のミュージシャン(デビュー・アルバムは主にニューヨークで制作された)のサポートを得て制作され、粉う方なき世界水準のクオリティです。それは時を経ても、決して褪せないエヴァーグリーン・トラックなのです。中でも、独自の輝きを放つ作品たちにフォーカスし、あるテーマの下でベストの選曲をし、編んだのが、このアルバムです。
そのテーマはアダルト・オリエンテッド・ロック(AOR)。(’70年代後半に発表され、耳ざわり良く、長く大人のユーザーに好まれた作品群が、’80年代以降こう呼ばれるようになった)当時の洋楽AORにも通ずるサウンド、その時代を描いたラヴ・ストーリーを収めた楽曲たちは輝きと切なさを纏っています。
ソロ・デビューはAIR RECORDS(RVC)より。3作のアルバムを発表。その後、MOON RECORDS(アルファ・ムーン)より2作、EASTWORLD(東芝EMI)より2作のアルバムを発表しました。7作品、全てのアルバムから選曲されたベスト企画盤は、今タイトルが初めてとなります。これまではAIR RECORDS時代のベスト、MOON RECORDS時代のベスト、AIR RECORDSプラスEASTWORLDの音源をコンパイルしたベストはリリースされています。
選曲は、音楽ライター・近藤正義。タイトル『インク・ブルー』は、このアルバムを象徴する1曲「インク・ブルーの夜明け」より。