作詞家・
及川眠子、作曲家・
中崎英也の全面プロデュースにより誕生した、個性のまったく異なる3人のドラァグクイーン(エスムラルダ、ドリアン・ロロブリジーダ、ちあきホイみ)からなる、新宿2丁目発本格派ディーヴァ・ユニット、
八方不美人が、3枚目のミニ・アルバム『三途』を6月22日(水)にリリース。
2018年12月にミニ・アルバム『
八方不美人』で鮮烈なるデビューを飾り、2019年7月には早くも2ndミニ・アルバム『
二枚目』を発表。派手なルックスに加え、圧倒的な歌唱力とパフォーマンス力で、単に一発屋のイロモノではなく、各自の音楽性を重要視するユニットだと高い評価を得てきました。また、コロナ禍の影響によりイベントがどんどん中止に追い込まれた中でも、次々と新曲を制作し、配信によるライヴやトークを繰り広げ、決められた運命や逆境に屈しないというその姿勢が、各方面からも支持と共感を得ています。
約3年間は配信のみの新曲発表でしたが、今回満を持して、今まで発表してきた楽曲「地べたの天使たち」、「その日を摘め」、「沼」に、新曲「愛の加害者」を加えた4曲入りのミニ・アルバム『三途』をリリース。新曲「愛の加害者」は、前作「罰をくらえ愛で」、前々作「愛なんてジャンク!」につながる“愛”シリーズの第3弾。恨み・辛み・妬み・嫉みなどの“情念”をテーマにした八方不美人の作品の中でも、今回は群を抜いて色濃い作品に仕上がりました。いまの日本の作詞家で情念を描かせたら右に出る者はいないと言われる及川眠子の詞に加え、ヒットメーカー中崎英也が織りなすロックサウンドが“八方不美人でしか歌えない”世界を紡ぎだしています。
アルバムのタイトルとなっている『三途』は仏典に由来し、餓鬼道・畜生道・地獄道を表した言葉です。報われない愛もまた決して成仏できず、その道を彷徨うしかない、まさに八方不美人が伝えようとしている世界観と同じということで付けられたタイトルでです。
さらに、CDリリースと配信と同時に「愛の加害者」のミュージック・ビデオも解禁。「罰をくらえ愛で」から数々の八方不美人の作品を手掛けてきた、映像集団エキゾチカ(監督: ホンマカズキ)の制作によるもの。今回はCDジャケットもエキゾチカが制作。ヴィジュアルにおいても独特な世界観を繰り広げています。楽曲も映像も“八方不美人にしかできない”ものを目指して、今回の作品は聴いている人たちに今まで以上の刺激と共鳴をもたらすに違いありません。