ロード・ムービーの名作として知られる『
パリ、テキサス』(1984年)など多くの映画に出演し、2017年9月に逝去した俳優
ハリー・ディーン・スタントンにとって最後の出演作品となる「ラッキー」が2018年3月17日(土)より、東京・新宿 シネマカリテ、アップリンク渋谷などで公開されます。
90歳の気難しい現実主義者である主人公“ラッキー”は、本作で初めて監督を務めた
ジョン・キャロル・リンチがハリー・ディーン・スタントンの人生になぞらえて当て書きしたキャラクター。劇中に登場するエピソードもスタントンの体験に基づくものとのこと。また劇中には“ラッキーの友人”役として、映画監督の
デヴィッド・リンチが出演。実際に友人であるスタントンとのシーンでは“素”の表情もうかがえる自然体の姿を披露しています。
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■「ラッキー」
2018年3月17日(土)、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開
[あらすじ]
神など信じずに生きてきた90歳のラッキーは、今日もひとりで住むアパートで目を覚まし、コーヒーを飲みタバコをふかす。いつものバーでブラッディ・マリアを飲み、馴染み客たちと過ごす。そんな毎日の中でふと、人生の終わりが近づいていることを思い知らされた彼は、「死」について考え始める。子供の頃怖かった暗闇、去っていったペットの亀、戦禍で微笑んだ日本人の少女――小さな街の人々との交流の中で、ラッキーは「それ」を悟っていく。
監督: ジョン・キャロル・リンチ
出演: ハリー・ディーン・スタントン / デヴィッド・リンチ / ロン・リビングストン / エド・ベグリー・ジュニア / トム・スケリット / べス・グラント / ジェイムズ・ダレン / バリー・シャバカ・ヘンリー
配給・宣伝: アップリンク