水谷 豊が主演をつとめた名作、映画『青春の殺人者』(1976年)のHDニューマスター版(
Blu-ray&
DVD)が2月12日(水)に発売。特典映像には、本作の監督をつとめた
長谷川和彦の最新インタビュー(2013年12月撮影)が収録されます。
この映像特典は、映画『インターミッション』の監督であり、映画評論家である
樋口尚文の総合監督による、最新の長谷川和彦監督インタビュー。パイオニアLDC製作の旧DVDに収録された監督インタビューに続く、『青春の殺人者』に関する監督インタビューの第2弾。同じ題材のため、前作との証言の重複は一部あるものの、極力、重複箇所を少なくし、前作と地続き的な“続編”とも言うべき内容にするべく構成。
収録は、2013年12月17日(火)14:00〜18:30にかけて、オムニバス・ジャパンのDIGITAL THEATER Sofiaにて行なわれ、スタッフは樋口監督率いる『インターミッション』の面々が参加。殺人的なスケジュールの中、日本映画史の財産ともいえる貴重な証言の詰まった約82分間の大作としてまとめ上げました。また、樋口監督の呼び掛けにより、CMや映画、ドラマの音楽で活躍する作曲家・
野崎美波が音楽を担当、「GOJI」「Catherine」「Action」と題された楽曲を書き下ろし!
『青春の殺人者』製作当時の事実やエピソードもふんだんに盛り込みつつ、長谷川監督の当時の心境、心象が現在の視点から語られており、中でも「客観」と「主観」、すなわち「田村 孟の脚本」と「長谷川和彦の演出」の壮絶な相克の“現場”を、撮影時の田村 孟の書簡など、新資料も交えて語られています。
1976年度『キネマ旬報』ベスト・テン第1位、千葉で起こった実際の親殺し事件を取材した
中上健次『蛇淫』を映画化、長谷川和彦監督のデビュー作『青春の殺人者』。カメラマン鈴木達夫の本作初となるテレシネ監修のもと、約100時間をかけて映像の修復作業が行なわれ、初の23.98psfHDテレシネ、史上最良のマスターで遂にブルーレイ化を果たします。