先日ニュー・シングル
「水無月」をリリースしたシンガー・ソングライター、
秦 基博が、6月11日(土)に“自身のスタート地点”というべきライヴハウス「F.A.D YOKOHAMA」にてスペシャル・ライヴ、<F.A.D YOKOHAMA 15th Anniversary MUSIC MAKES ME STRONG!! 秦 基博 SPECIAL2 DAYS LIVE〜WELCOME BACK TO YOUR F.A.D〜>を行ないました。
2011年11月でデビュー満5周年を迎える秦が、18歳のときに初めてオリジナル曲を人前で歌い、その後デビューに至るまでの長い間、活動の拠点としたライヴハウスが「F.A.D YOKOHAMA」。まさしく彼にとって“原点回帰”の場所であり、その15周年を祝うべく、ワンマン・ライヴを敢行!
「ようこそF.A.Dへ!!!」とのMCからライヴはスタート、「青い蝶」「キミ、メグル、ボク」「SEA」と続いていく。「改めまして秦 基博です。F.A.D15周年本当におめでとうございます。こういう場所にまた帰って来れるのは幸せなことだと思います」と挨拶をすると、「トレモロ降る夜」「季節が笑う」とデビュー初期の作品を続けてパフォーマンス。アコースティック・ギター1本と圧倒的な歌唱は重厚なサウンドとなり、オーディエンスを包み込んでいく。
秦のホームグラウンドの会場だけあって、12年前の当時の思い出としてオーディンエンスの人数より出演者の方が多かったことや、ライヴ後に事務所でお説教を受けたことなど、この会場ならではの貴重なエピソードが飛び出し、当時将来のことや曲作りで悩んでいたことを語り、「その頃の気持ちがすごく詰まっている曲」として、「やわらかな午後に遅い朝食を」へ。
「楽しんでいますか? F.A.Dがホームグラウンドということでたかを括っていたら道に迷ってしまいました。自分でもびっくりしました(笑)。これからさらに盛り上がっていきますので楽しんで下さい」と、ライヴもいよいよ後半戦へ突入! 「今日もきっと」「花咲きポプラ」ではオーディエンスと大合唱、続けてデビュー曲「シンクロ」。
「デビュー曲<シンクロ>を演奏しましたが、今年デビューしてから5年間その間ずっと歌い続けてこれて本当にうれしいです。ありがとう」と感謝の意を述べると、デビューから5年間で価値観や考え方が変わってきたことや、たくさんの人と出会えて、いろいろなものをもらえ、それが歌になったこと、そして、3月11日の震災の話へ。「この状況下で何が歌えるのか、ミュージシャンとしてどんな歌を聴いてもらえばいいか、それ以前にどう生きればいいのか悩んだが、ありのまま自然にそのままでいけばいい。そうすれば、周りに不正解と言われようと前に進んでいける。そういう想いがひとつこぼれて歌になった曲」として、6月15日リリースの最新シングル「水無月」をパフォーマンス、本編は続く「アイ」で終了。
アンコールで再び登場すると、本編中にやるはずの曲を忘れてしまっていたことを告白! 「盛り上がって忘れちゃった」という発言に、笑いとブーイングが沸き起こると「やるって言ってるんだからいいでしょ(笑)」「忘れてごめんなさい!!」とループマシーンを駆使しての「oppo」を披露し、ラストに「鱗(うろこ)」を熱のこもった歌と演奏で聴かせた。「またF.A.Dで逢いましょう!!」と約2時間に及ぶライヴは大盛況のうちに幕を下ろしました!
(Photo By 古渓一道)