95歳の現在も一線で活躍する指揮者の
ヘルベルト・ブロムシュテット(Herbert Blomstedt)が、音楽と人生を語るドキュメンタリー作品『ヘルベルト・ブロムシュテット〜音楽が奏でられるとき 魂は揺さぶられる』を3月下旬にDVDで発売。2022年7月11日に迎えた95歳の誕生日を記念して、Accentus Musicのプロデューサーであるポール・スマチュニュイが、5年間撮りためた映像をもとに制作しました。なお、日本語字幕付きとなっています。
ブロムシュテットは、1927年に牧師の父、ピアニストの母のもと米マサチューセッツ州で生まれました。スウェーデン人だった両親とともに、2歳でスウェーデンに移り、父の転勤にともないスウェーデン各地を転々とします。牧師であった父にブロムシュテットは、信者たちの模範となるよう、厳しく育てられたと言います。
作品では、兄との音楽体験、幼少期の思い出など、スウェーデンで育った時代を振り返り、ブロムシュテットが模範とするという
アルトゥーロ・トスカニーニ、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、
ブルーノ・ワルターら偉大な指揮者たちのエピソードを披露します。また、自身が首席指揮者を務めた
シュターツカペレ・ドレスデン、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、また
ベルリン・フィル、
ウィーン・フィル、
コンセルトヘボウ管などこれまで客演してきた世界最高峰のオーケストラについて、そして桂冠名誉指揮者を務める
NHK交響楽団との深い親交についてなど、長年にわたる豊かな音楽経験も語ります。