マイルス・デイヴィスとの共演でも知られるブラジルの鬼才音楽家、
エルメート・パスコアール(Hermeto Pascoal)の来日公演が5月13日(月)に東京・六本木 Billboard Live TOKYOで行なわれます。
70年近いキャリアを持つエルメートは稀代の演奏家、アレンジャー、インプロヴァイザー、作曲家として知られています。ライヴには自らのグループとともに出演。ピアノやキーボード、フルートからヤカンまでを用い、天衣無縫なユニークで美しいオーケストレーションを聴かせます。
エルメート・パスコアールは1936年生まれ。アルビノだったことから日光を避けるため幼少時から室内でバンドネオンを弾いて過ごすことが多く、14歳でプロ・ミュージシャンに。61年にサンパウロに拠点を移してから、活動が活発になり、66年には
アイアート・モレイラらとともにインストゥルメンタル・グループ、
クアルテート・ノーヴォを結成。大きな足跡を残しました。70年代に入ってアイアートの招きでアメリカに渡ったエルメートはマイルスと接触。エルメートのオリジナル曲2曲を収録するマイルスのアルバム『
ライヴ・イヴル』に参加しました。日本には79年に初来日した後、2002年に再び来日。その後は度々日本で公演を行なっています。