名門レーベル・デッカへの移籍後、昨年10月に発表した『
ヒラリー・ハーン・プレイズ・バッハ』で
バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ」全6曲の録音をデビューから20年かけて完結させたヴァイオリニスト、
ヒラリー・ハーン(Hiraly Hahn)が、現代作曲家
アントン・ガルシア・アブリルの作品を取り上げた新作『無伴奏ヴァイオリンのための6つのパルティータ』を5月17日(金)にデジタル配信とアナログLPで発表。CDでの発売は未定。
2013年に発売されたヒラリー・ハーンのアルバム『
27の小品〜 ヒラリー・ハーン・アンコール』に収録されている「第3の溜息」を作曲したアブリルは、今年85歳になるスペインの作曲家。ハーン自ら作曲家に委嘱した「無伴奏ヴァイオリンのための6つのパルティータ」でアブリルは、ハーンのファーストネームを構成するアルファベットから始まるタイトル(HEART, IMMENSITY, LOVE, ART, REFLECTIVE, YOU)を各パルティータに付けています。
作品はハーンの音楽性とテクニックを最大限に活かすように書かれた〈ヒラリー・パルティータ〉とも言える仕上がり。ハーンは2016年の日本公演で6曲中2曲を披露しており、同公演の前に行なわれたインタビューでは「彼が書いてくれた作品に心が躍りました。とても感情が込められた、そして斬新な、曲でしたので。最初に聴いた時の印象がとても快かった」と語っています。ハーン自身がアルバムを解説する動画も公開中。
■2019年5月17日(金)発売
ヒラリー・ハーン
『アブリル:無伴奏ヴァイオリンのための6つのパルティータ』
配信 / 輸入盤LP
[収録曲]
01. HERT
02. IMMENSITY
03. LOVE
04. ART
05. REFLECTIVE
06. YOU
演奏:ヒラリー・ハーン(vn)
録音:2017年6月 ニューアーク“デラウェア大学”