16日に逝去した米国の伝説的ジャズ・ピアニスト、
ハンク・ジョーンズが最後にレコーディングで共演した女性ジャズ・シンガー、
ヒラリー・コール(Hilary Kole)。ハンク・ジョーンズは、ヒラリーの才能に惚れ込み、生前、彼女に対し以下のようなコメントを残しています。
「ヒラリーの歌を聴き大変驚き感動を覚えたのは、彼女の卓越した特徴あるイントネーションとフレージング。私にとってこの2点はシンガーを判断する上で最も重要な要素だと考えているからです。これからもたくさんヒラリーのすばらしい歌声を楽しみにしています」 今年の3月にリリースされたヒラリー・コールの2ndアルバム
『ユー・アー・ゼア〜デュエッツ』には、ハンク・ジョーンズと最後に共演した楽曲「イフ・アイ・ハド・ユー」などが収録。
ヒラリーは彼の訃報を受け「ハンク・ジョーンズと共演出来たことを誇りに思います。彼はいつも音楽に対して真摯で周りのミュージシャンにも気配りを欠かさず、とても寛容でエレガントな人でした。最高のミュージシャンとして、これからも人々の記憶に残っていくと思います」とコメントしています。