「PONY CANYON×和モノ A to Z recommended by DJ吉沢dynamite.jp」アナログ盤復刻シリーズとして、1974年から1980年にかけて「キャニオン・レコード」より発売されたフィメール・シンガーの名盤4枚が、カラーレコードLP盤で8月3日(土)にリイシューされることが決定。
DJ吉沢ダイナマイト.JPは、レコードガイドブック『和モノA to Z』(リットーミュージック)の著者であり、いままで埋もれていた昭和・日本の多くのレコードにDJ視点で息吹を吹き込み、「今聴かれるべきモノ」として「和モノ」というジャンルを再定義しました。2022年には世界的なDJで知られるジャイルズ・ピーターソンが運営するインターネットラジオ“Worldwide FM”で彼のDJ-MIX『和モノ・ミックス』が世界配信され、DJとして活動の幅を世界に広げています。
シンガー・ソングライター“
広谷順子”の1stアルバム『
その愛に・・・』は全曲のアレンジを
松任谷正隆が担当。名曲「古都めぐり」、メロウ歌謡ボッサ「Last Scene…さよなら」ほか、「Summer Moonlight」「朝もやの中で」などメロウ・チューン満載。また、2ndアルバム『
BLENDY』は全曲のアレンジを
佐藤健が担当。ドラムブレイクで始まる名曲「Day Dreamin'」ほか、バラエティ豊かなアレンジが冴え渡ります。広谷作品はLight MellowシリーズとしてCDでも発売中。
フリーソウル〜ソフトロックの名盤として名高い『
大宮京子&オレンジ』は、当時新進作曲家だった
林哲司がアルバム全10曲中9曲のアレンジを手掛け、アルバム収録のシングル曲「ミラージュ」「イン・ザ・レイン」では
松本隆が作詞を手掛けています。
沢チエの『
23』は、
矢野誠のアレンジの下に
キャラメル・ママ(
細野晴臣、
林立夫、
鈴木茂)、当時
サディスティック・ミカ・バンドのメンバーだった
高中正義、
シュガー・ベイブ(
山下達郎、
大貫妙子)が参加、1974年シティ・ポップ黎明期に産まれた名盤として再発が待ち望まれてきました。
レア・グルーヴ〜ライトメロウ〜歌謡ボッサ〜ソフトロック、シティ・ポップの源流と言えるこの4作品はまさに“今聴かれるべきモノ”として再評価され、オークションや中古価格も高騰、知る人ぞ知る秘宝的な名盤から、世界的なマスター・ピースとして、この再発を期に羽ばたこうとしています。
マスター音源はデジタルリマスター音源を使用し、すべて半透明カラーレコード、あらたにDJ吉沢ダイナマイト.JPによるキャプション付きの巻き帯仕様で復刻されるので、ぜひこの機会に耳にしてほしいところです。