新国立劇場は、主催公演などの映像配信を行なうプラットフォーム「新国デジタルシアター」で、新たに演劇『まほろば』(写真)と
ロッシーニのオペラ『チェネレントラ』を配信します。配信期間は『まほろば』が1月24日(金)12時から2月25日(火)12時まで、『チェネレントラ』が1月31日(金)12時から3月14日(金)12時まで。現在、新国デジタルシアターではバレエ『アラジン』を配信中です。
演劇『まほろば』は、2008年当時、骨太な作風で男たちの群像劇を描き注目を浴びていた
蓬莱竜太が演出家・
栗山民也とタッグを組み、「女性のみ」の芝居に初挑戦した傑作。新進作家と異世代の演出家のコラボレーション、シリーズ・同時代のなかの1作品として企画された本作は、第53回岸田國士戯曲賞を受賞し、2012年には再演も果たしました。同じく蓬莱竜太の傑作『消えていくなら朝』を2025年7月に上演することに伴い、この『まほろば』の2008年初演舞台が「新国演劇アーカイブ名作選」として配信されることになりました。
ロッシーニのオペラ・ブッファの頂点とも称される『チェネレントラ』は、シンデレラの物語を軽妙な重唱や華麗なアリアで描いた傑作です。演出は粟國淳が手掛け、アンジェリーナ役に
脇園彩、ラミーロ役に11月公演オペラ『ギョーム・テル』でも高い評価を得たルネ・バルベラが出演。名ブッフォの
アレッサンドロ・コルベッリら豪華キャストによる絶妙なアンサンブルが楽しめます。
Photo by 谷古宇正彦