エドガー・アラン・ポーの幻想詩『THE RAVEN-大鴉』に基づく細川俊夫の作品
『細川俊夫: 大鴉 メゾ・ソプラノと12の奏者のためのモノドラマ(テキスト: エドガー・アラン・ポー)』が、10月21日(水)に
CDアルバム(CD NYCC-27298 2,778円 + 税)および配信(通常音質 1,500円 / ハイレゾ 3,000円 96kHz / 24bit)でリリースされます。
『THE RAVEN-大鴉』は、1845年に『イヴニング・ミラー』紙に掲載され、瞬く間に人気を博した作品。恋人を失って嘆き悲しむ主人公の下に人間の言葉を操る“大鴉”がやってきては彼の心をかき乱し、その謎めいた言葉はやがて主人公を狂気の淵へと追いやるというものですが、全編を貫く高貴な様式と、文学性、そしてあらゆるところに散見される古典への比喩など、多くの点で人々の心を捉えて離さない魅惑的な幻想詩です。
本アルバムは、細川の故郷・広島で2014年10月に収録されたもの。細川もポーの『大鴉』(おおがらす)に魅入られたひとりであり、彼はこの不可思議な物語から、日本古来の伝統芸能である能の世界観と通底する思想を見出し、これらを融合することで新たな宇宙を創り上げています。物語を歌い語るメゾ・ソプラノの
シャルロッテ・ヘレカント(Charlotte Hellekant)による表情豊かな表現、それを彩るルクセンブルクの名アンサンブル“ルシリン”の精緻なアンサンブル、さらにそれを導く新進気鋭の指揮者、
川瀬賢太郎らによって、恐怖の中に点滅する甘美な余韻までが見事に捉えられた緊迫の音楽劇となっています。
■2015年10月21日(水)発売
『細川俊夫: 大鴉 メゾ・ソプラノと12の奏者のためのモノドラマ(テキスト: エドガー・アラン・ポー)』
CDアルバム: NYCC-27298 2,778円 + 税
配信(通常音質): 1,500円
配信(ハイレゾ): 3,000円
※ハイレゾはPCM 96kHz/24bitでの販売となります。
[収録内容]
01. 朗読: 大鴉(テキスト: エドガー・アラン・ポー)
02. 細川俊夫: 大鴉 メゾ・ソプラノと12の奏者のためのモノドラマ(テキスト: エドガー・アラン・ポー)
[演奏]
シャルロッテ・ヘレカント(朗読&Ms) / 川瀬賢太郎指揮アンサンブル・ルシリン
[作曲]
細川俊夫
[収録]
2014年10月29日、31日 広島 JSMアステールプラザ