先日発表された韓国最大の映画賞のひとつ〈第34回青龍映画賞〉にて
ファン・ジョンミンが主演男優賞を受賞、すでに日本でも熱い注目を集めている映画『新しき世界』(2014年2月1日公開)。韓国では470万人動員の大ヒット、ハリウッド・リメイクも決定、さらには今年の映画賞で多数の受賞が続いているこの話題作、日本版ポスター・ビジュアルが完成しました。こちらは「丸の内TOEI」で11月30日(土)より掲出、全国の劇場でも順次掲出予定。
イ・ジョンジェ、
チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンの豪華初顔合わせが魅力の本作、韓国版ポスターでは3人が男臭く並んでいましたが、日本版のポスター・ビジュアルでは、それぞれ、3人のキャラクターの背景を感じさせるようなレイアウトに。
中心には、潜入捜査官“ジャソン”を演じたイ・ジョンジェ。今年は『新しき世界』と『観相(原題)』の2作が大ヒットし、デビュー20年という節目の年に〈大鐘賞〉人気賞を初受賞するなど、第二の黄金期を迎えたといっても過言ではありません。このポスターの横顔からは、かつて『イルマーレ』『ラスト・ プレゼント』で多くの女性を魅了した“美しきイ・ジョンジェ”の完全復活が伝わってくるのでは。
左は、名優中の名優チェ・ミンシク。本作では、ジャソンに潜入を命じ、犯罪組織一掃のためには残酷な指令さえ厭わない上司“カン”を演じており、『悪魔を見た』や『悪いやつら』などで見せてきたアクの強さを抑え、目線、声音のひとつひとつで複雑な内面を魅せる名演を披露。憂いを感じさせる表情が秀逸です。
そして右には、本作で今年の演技賞に多数ノミネートされ、〈青龍映画賞〉、〈釜日映画賞〉で 最優秀主演男優賞の栄冠に輝いてるファン・ジョンミン。彼が演じる犯罪組織NO.2の“チョンチョン”は、ジャソンを潜入捜査官と知らずに弟のように信頼し、その憎めない笑顔と純真さと同時に、狂犬のように残酷な一面を併せ持つ。演技賞独占も納得、映画ファンなら興奮間違いなしの魅力的なキャラクター!
キャッチフレーズは「“父”への忠誠か、“兄”との絆か」。『インファナル・アフェア』の潜入捜査ものに、『ゴッドファーザー』 のファミリー的な要素を持ち込んだ、新しい傑作とアメリカでも絶賛された『新しき世界』。ジャソンが警察官である事を唯一証明できる人間である上司のカンが“父”のような存在なら、ジャソンを“ブラザー”と呼び、彼の苦悩を誰よりも理解するチョン・チョンは“兄”のような存在。このトライアングルのドラマは、本作をいっそう魅力的なものへと昇華しています。
※2014年2月1日(土)丸の内TOEI、シネマート新宿ほか全国順次公開
『新しき世界』
PG12
[STORY]
韓国最大の犯罪組織に潜入し、8年になる警察官ジャソン(イ・ジョンジェ)。潜入捜査に疑問を感じながらも、上司のカン課長(チェ・ミンシク)の命令に服従するしかない。一方でジャソンは、自分と同じ中国系韓国人である組織のNO.2、チョン・チョン(ファン・ジョンミン)が、自分に寄せる信頼と実の兄のような情を裏切っていることに深く葛藤していた。そん なある日、組織のリーダーが急死。勃発する後継者争い。カン課長は一気に組織の粉砕を目論み、「新世界」作戦をジャソンに命じる。父なる警察への忠誠か、 兄弟の絆か。果たしてジャソン の究極の選択とは――。
監督・脚本:パク・フンジョン
出演:イ・ジョンジェ / チェ・ミンシク / ファン・ジョンミン / パク・ソンウン / ソン・ジヒョ
提供・配給:彩プロ
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