市川崑 2017/06/19掲載(Last Update:17/06/22 13:52)
多くの名作で知られる映画監督・
市川 崑が、1968年に行われた“夏の甲子園”の模様を記録したドキュメント映画『第50回全国高校野球選手権大会 青春』が初めて
DVD化(HPBN-66 4,000円 + 税)。8月2日(水)の発売が決定しています。
1968年に『ドリフターズですよ!冒険冒険また冒険』と共に同時上映されるも、その後はパッケージ化されることなく“幻の傑作”となっていた『第50回全国高校野球選手権大会 青春』は、当時の朝日新聞社と高校野球連盟が全面的に協力し、夏の甲子園・第50回の記念大会を圧倒的なスケールで映画化した作品。脚本・制作には、同じく市川作品の『東京オリンピック』(1965年)を手掛けたスタッフが携わり、高校球児を全国規模で克明に撮影。前年の冬の練習から甲子園大会までを追いかけた、“青春”をテーマにした壮大なモニュメントとなっています。
今回のDVD化にあたり、“興南旋風”と呼ばれるなど沖縄・興南高校が劇的な試合を展開した50回大会で、主将としてチームを率いた我喜屋 優(現・興南高校監督)による音声コメンタリーを特別収録。監督として甲子園春夏連覇を達成し今に至る“原点”について語っています。
なお、DVD発売に先駆け、7月14日(金)には東京・有楽町朝日ホール(有楽町マリオン内)で、
小西康陽と映画評論家・ミルクマン斉藤のアフター・トーク付き特別上映イベント〈市川崑の60年代レア作品「青春」をフィルムで観てから、「黒い十人の女」の頃の話もしてしまう会(特製Zine付き)。〉を開催。当日はDVDの限定先行販売も実施予定です。
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