作家・樋口直哉が描いた青春小説を、
飯塚 健監督が実写映画化、4月4日(金)より全国公開となる『大人ドロップ』。3月6日(木)には、東京「スペースFS汐留」にて完成披露試写会が開催。飯塚監督をはじめ、キャストより
池松壮亮、
橋本 愛、
小林涼子、
前野朋哉が登壇しました。
飯塚監督は、「この日を迎えられたことが嬉しい」と完成の喜びを語り、主演の池松は、「青春て、目に見えないもので誰にとってもばらばら、観て頂いた方の心のどこかにひっかかってくれたら嬉しいです」、ヒロインをつとめた橋本は、「みなさんが2時間後良い顔をして会場を後にしてくれたら嬉しい」とコメントしています。
なお、全てのロケを伊豆エリアで行なった本作、3月23日(日)には、その伊豆でPRイベントが開催決定! 当日は、伊豆高原駅と下田駅でキャスト&監督によるイベントや、『大人ドロップ』臨時列車の運行など、盛りだくさんの内容を予定しています。詳しくは「伊豆急行」オフィシャル・サイト(
www.izukyu.co.jp)をご覧ください。
【『大人ドロップ』完成披露試写会より】――キャストのみなさんは作品をご覧になっていかがでしたか? 池松 「最初に脚本を読んだ時、ぼくにはもう青春ものはもう無理かもしれないと思っていたんです。でも、この作品は青春のキラキラした部分だけをすくい取った作品ではないことが心のよりどころになって、これなら今の自分でもいけるんじゃないかと思いました」
橋本 「私が参加していないシーンで、池松さんと前野さんが10分くらいの長回しに挑戦しているのをみて、“大変そうだな”って思いました(笑)。そういう監督の挑戦が映っていたのをみれたのはとてもうれしかったです」
小林 「まだ客観視できるほど落ち着いて観れていないんですが、青春の酸いも甘いも含んだ、監督のお言葉を借りると“正しい青春映画”だなと思いました」
前野 「僕は今年で28歳になるんですが、この映画では18歳の役を演じています。まず最初にみたときは大丈夫かなと、ドキドキしながらみたんですが、まだまだイケるなと(笑)、大丈夫だなと思いました(笑)」
――キャストのみなさんが輝いていますね。 飯塚 「気づいたらこのメンバーが揃っていたというのは贅沢ですが、本当にいい面々ですよね。前野くんには40歳になっても高校生役をやってほしいですよね(笑)」
前野 「竹内 力さんがまだ高校生やっていらっしゃいますもんね(笑)!」
――みなさんは登場キャラクターに共感する部分はありましたか? 池松 「共感する部分はあります。ぼくは三角関係とか経験したことなかったですけど、理由のないモヤモヤというかフラストレーションはあったので、わかりますね」
橋本 「私はあまりなかったんですが、私が演じた杏ちゃんと似てるところは、手紙を書くのが好きというところですね」
小林 「私も、自分が似てるかどうかわかりませんが、私が演じたハルちゃんの天真爛漫さにはあこがれます。自分の高校生活がそうであったとは言えないのですが、ハルちゃんは他の人からみたときに羨ましいくらいかわいい女の子なので」
前野 「僕は、池松くん演じる由タイプです。思っていることが心のナレーションで流れるんです。いつも物事をそうやって見ている部分があるので……。結構、まじめに言ってるんですよ(笑)」
――撮影現場でのみなさんはいかがでしたか? 飯塚 「この舞台挨拶のやりとりのまんまというか、すごくいいバランスで芝居をしていましたね。撮っている我々も面白いくらい役者の瞬発力が発揮された現場でしたね」
――最後に池松さんから。 池松 「青春て目に見えないもので、誰もが通ったのか、通っていないのか、いつ通るのかもバラバラだし、橋本さんがよく言う言葉を借りると、観た人に“どこかしらひっかってくれたらいいな”と思っています。楽しんで下さい」
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『大人ドロップ』2014年4月4日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開(上映時間:119分)otonadrop.jp【Twitter:@otonadrop_movie】 【Facebook】原作:樋口直哉「大人ドロップ」(小学館文庫刊)
監督・脚本・編集:飯塚 健
出演:池松壮亮 / 橋本 愛 / 小林涼子 / 前野朋哉 / 渡辺大知 ほか
製作プロダクション:ダブ
主題歌:「サニー」黒猫チェルシー
製作:バンダイビジュアル / アサツー ディ・ケイ / ソニー・ミュージックアーティスツ、ダブ
配給:東宝映像事業部
(C)2014 樋口直哉・小学館 / 「大人ドロップ」製作委員会