稲川淳二 2004/04/22掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
「タイムスリップグリコ」や、ファミコンのゲーム・ミュージックCDをオマケに付けた
「ゲームサウンドミュージアム〜ファミコン編」など、「CD付お菓子」が大ブームとなっている昨今。TOMYよりついに出ました「稲川淳二のこわい話」(税込¥315)。
グッド・テイストのガムのおまけについてくる、12cmCDに収録されているのは、鳥肌モノの語り口調で綴られる恐怖の物語が1枚に付き2話ずつ。全5種類が発売されていますので、すべて集めれば厳選された名調子が10話手に入る! これはお買い得。お話によって長さが違いますので、収録分数には若干の幅がありますが、どれも平均して14〜5分は入っている大ボリューム。稲川ファンにはたまりません。
さらに! 購入時にお客が同内容のCDがだぶらないように、
稲川淳二のドアップがプリントされたパッケージの表に「この箱には第○話が入っています」との但し書きまで! さすがファンを大事になさる稲川御大、頭が下がる思いです。パッケージを開けるとそこには厚紙で作られたケースに入ったCDが。これはまさに……そう、“紙ジャケ仕様”。稲川淳二のCDは世にたくさんあれど、マニア垂涎の紙ジャケで登場したのはこれが初めてではないでしょうか? どきどきしながら“紙ジャケ”を開けると……出てきました、稲川淳二の恐怖の表情をコラージュしたCDが。DVD風にいうならばまさに“ピクチャー・レーベル仕様”。豪華です。手が込んでます。さらに、5種類のCDはどれひとつとて同じデザインのものはなし! 制作チームの心意気が感じられます。
では、さっそく聞いてみましょう。CDをトレイにセットして、と……おどろおどろしい効果音に続いて来た来た来た! 「友人にサーフィンをやる男がいましてね……」 聞いたとたんに辺りの温度が3℃は下がる、稲川淳二の名調子が聞こえてまいりましたよ。ここから先は、ぜひご自分の耳でお確かめ下さいね。
何より気になる収録話はというと、これまでに発表してきた数百話から厳選された全10話。タイトルだけご紹介しましょう。
■第1夜
1話「真夜中のエレベーター」(4分35秒)
2話「樹海からの誘い」(17分3秒)
■第2夜
1話「手のトンネル」(7分55秒)
2話「最後のダイビング」(9分25秒)
■第3夜
1話「引越しの怪」(12分17秒)
2話「声がきこえる」(7分28秒)
■第4夜
1話「魔界の踏切」(6分36秒)
2話「死の旅館」(11分1秒)
■第5夜
1話「海に潜む者」(9分14秒)
2話「つける足音」(3分40秒)