カナダのシンガー・ソングライター
Maylee Toddがフェイバリットに挙げるなど、世界的な再評価が高まっている、日本のアンビエント・サウンドの先駆者、
INOYAMALAND(イノヤマランド)。1998年にリリースされた3rdアルバム『Music for Myxomycetes』(変形菌のための音楽)に、当時行われたライヴ源と未発表テイク、コンピレーション・アルバムに提供した音源を追加した
2枚組デラックス・エディション(EXT-0026 3000円 + 税)が5月23日に「ExT Recordings」よりリリースされています。
ヒカシューのオリジナル・メンバーでもある山下 康と
井上 誠によるINOYAMALAND。本作は1997年から1998年に上野国立科学博物館で開催された〈変形菌の世界〉企画展の館内音楽のために制作された楽曲を再編集した通算3作目のアルバムです。INOYAMALANDは、前年にプライベートレーベルより80年代からの未発表曲をコンパイルしたアルバムをリリースしていたものの、90年代当時のテクノレーベルからの新作のリリースは話題となり、東京・新宿 LIQUIDROOMにて10数年ぶりに行ったライヴには半ば伝説化していたその姿を見ようと多数のオーディエンスが集まりました。それから20年、入手困難になっていたアルバムが最新リマスタリング、新宿 LIQUIDROOMでのライヴ音源、アルバムの元となった未発表テイク、1stアルバム『DANZINDAN-POJIDON』のアウトテイクで構成されたコンピレーション・アルバム『TRANSONIC 8』収録曲「Ino-Yama-Ino '81」を追加したデラックス・エディションで蘇りました。粘菌(変形菌)の不思議な世界をアンビエントと環境音が交錯するドリーミィなエレクトロニック・サウンドで表現した、珠玉のサウンドスケープを存分に堪能できます。