4月14日（土）より、東京・渋谷シネクイントにて公開となった映画『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』（全国順次公開、以下『SR3』）。この前日には、＜ラッパーはつらいよ シネクイントまで0.08マイル＞と題し、渋谷wwwにて前夜祭イベントが行なわれました。

　イベントのオープニングを飾ったのは、DJダイノジとmckj、そして豊満乃風。フロアを満たした観客を独自のパフォーマンスで盛り上げると、ステージには『SR サイタマノラッパー』シリーズ第1作の主役“IKKU”（駒木根隆介）が乱入！ 妙に違和感のないステージングに会場のテンションも一気に上昇。

　続いて登場したのは住所不定無職。スペシャル・ゲストに、女優の山田真歩、安藤サクラらが演じた『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』の主役である群馬の女子ラッパー5人組“B-hack”が登場。テーマ・ソング「WACK♪WACK♪B-hack」を2年ぶりに披露し、「後進（『SR3』）が出て来た。先輩というか、年寄りは退かないと」と言いつつ、「『SR3』を宜しくお願いします！」とエールをおくりました。

　ここでライヴ・アクトは一休み、『SR』シリーズ監督の入江 悠らスタッフがステージへ。監督が、「明日は何の日？」と客席に問いかけると、会場からは「『SR3』の公開日！」との声。すると「僕が手がけた初の連続ドラマ『クローバー』（TX系）のオンエア日です！」と、ばっさり！ また、SRシリーズのメインをつとめるラップ・グループ“SHO-GUNG”が出演したCM「ムジコロジー体操」の映像が流れ、会場は一気に和やかムードに。最新作へ登場する日光のラップ・ユニット“征夷大SHO-GUNG”の回鍋肉も登場。

　続いてステージに上がったのは“50円玉”という聞き覚えのないグループ……かと思いきや、実は真心ブラザーズの桜井秀俊が『SR』から影響を受けて作ったというラップ・ユニット。『SR』の大ファンだという桜井がラップで真剣勝負！ 「SRシリーズ1、2共にラストが好きです！ 勇気をもらっています」とのMCも。

　最後には『SR3』の主人公である“MIGHTY”（奥野瑛太）が登場。SHO-GUNGの仲間であるIKKUとTOMを従えての1曲目を終えたあと、突然MCバトルを要求……。すると、そこに登場したのは、同じく『SR3』に登場する悪役グループ“極悪鳥”のMC海原（板橋駿谷）が、なんとTOKYO NO.1 SOUL SETのBIKKEを連れて登場！ さらに、MCバトルの審査員として、『SR3』に出演している美保 純の姿も！ 公開前の緊張感からかどこかナイーヴな様子のMIGHTYでしたが、BIKKEの応援もあり、なんとか勝利へ。最後は全員で代表曲「俺らSHO-GUNG」を熱唱し大団円となったものの、公開を明日に控え、何かが起こりそうな予感をはらんだ前夜祭となったのでした……。