アイアン・メイデン(Iron Maiden)が、約6年振りとなる17枚目のスタジオ・アルバム『戦術(原題: Senjutsu)』を9月3日(金)にリリース。この最新作は、バンドの長年のプロデューサーである
ケヴィン・シャーリーと、バンドのベーシストであり創立メンバーでもある
スティーヴ・ハリスの共同プロデュースのもと、仏パリでレコーディングが行なわれたアルバムです。
このアルバムに先立ち、アイアン・メイデンは現地イギリス時間7月15日に1stシングル「ザ・ライティング・オン・ザ・ウォール」のアニメーション・ビデオを公開、非常に高い評価を得ています。このミュージック・ビデオはバンドのヴォーカリストである
ブルース・ディッキンソンのコンセプトをもとに、2人の元ピクサーのエグゼクティヴとともにBlinkInkが制作した作品。
『戦術』という強烈な印象を与えるタイトルを冠したこの最新作にあたり、アイアン・メイデンは再びマーク・ウィルキンソンを起用し、スティーヴ・ハリスのアイデアの基づいた“侍”をテーマにした壮大なジャケット・カヴァー・アートワークを創り上げました。約82分弱に及ぶ全10曲を収録したこのアルバムは、前作『
魂の書〜ザ・ブック・オブ・ソウルズ〜』同様、2枚組のアルバムとなっています。
スティーヴ・ハリスは今作に関して、「私たちは今回もフランスにあるウィリアム・テル・スタジオ(Guillaume Tell Studio)でレコーディングを行った。あのスタジオは非常にリラックスしたヴァイブを持つ場所だったからね。私たちに必要なものが全て揃っている場所なんだ。もともとあの建物は映画館として使われていたもので、天井が高く、とても素晴らしいアコースティックなサウンドを得ることができる。今作も、前作『魂の書〜ザ・ブック・オブ・ソウルズ〜』と同じ方法でレコーディングを行った。曲を作って、リハーサルをして、新鮮なうちにそのまま演奏してレコーディングするっていうやり方さ。今回のアルバムにはとても複雑な楽曲も含まれているから、思い通りのサウンドに仕上げるためにはかなりのハードワークが必要だった。非常にチャレンジングなプロセスだったけど、ケヴィンはバンドの本質を捉えることに長けているし、努力した甲斐があったと思っているよ! この結果をとても誇りに思っているし、ファンのみんなにも早く聴いてもらいたいね」とコメント。
リード・シンガーのブルース・ディッキンソンも「このアルバムに、私たちは全員興奮しているんだ。レガシー・ツアーの合間を縫って2019年初頭にレコーディングを行っていた作品で、最大限にツアーを続けることができたし、同時に素晴らしいアルバムのアートワークや特別なビデオを準備するために長い準備期間を設けることができたんだ。もちろん、パンデミックの影響で物事はさらに遅れてしまったけど…、最善の計画を立てることができたよ、戦略的とでも言うべきかな? 曲は非常にバラエティに富んでいて、中にはかなり長い曲もある。いつもの私たちのスタイルとはかなり違う曲も1、2曲入っているし、メイデンのファンも驚くと思うよ、もちろん、それが良い驚きであって欲しいと願っているけどね!」とコメントしています。
アルバム『戦術』は、2枚組CD、2枚組ブック仕様デラックス・エディションに加え、2CD + Blu-Rayに様々なメモラビリアを封入したスーパー・デラックス・ボックスセットや、3枚組アナログ盤、デジタルといった様々なフォーマットで発売されます。また、アルバムの予約注文は7月21日(水)からスタートする予定です。