「20世紀ブラジルの芸術音楽における最も重要な創造的貢献をした人物」と言われる作曲家、
エイトル・ヴィラ=ロボスの交響曲全集が、12月18日(金)に国内盤として初めて発売されます。全6枚のCDに収録されるのは交響曲1番から12番までの11曲(5番は楽譜消失のため欠番)とバレエ音楽『ウイラプルー』、カンタータ「マンドゥ=サララ」の13曲。
イサーク・カラブチェフスキー指揮
サンパウロ交響楽団の演奏で、2011年から2017年までに録音された音源です。
また、交響曲第10番「アメリンディア」にはレオナルド・ネイバ(バリトン)、サウロ・ジャバン(バス)、サンパウロ交響楽団合唱団、宗像直美(合唱指揮)、「マンドゥ=サララ」にはサンパウロ交響合唱団&児童合唱団、宗像直美(合唱指揮)がそれぞれ参加。2020年3月に亡くなった宗像は、広島県出身で日本とブラジルの音楽交流に大きな功績を残した存在でした。
日本ヴィラ=ロボス協会の協力のもと制作された、日本語解説を収める全36ページのブックレットは、最新の資料と情報をふまえ、その生涯と創作活動全般に言及したものとなっています。