石井聰亙 2009/05/12掲載(Last Update:09/05/13 19:16)
大音響にこだわった映画上映イベントを拡大し、映画だけでなくライヴ演奏や、映画と音を巡る講演などさまざまな角度から映画と音を見ていく、聴いていく催し“爆音映画祭”。昨年に続き、今年も5月29日(金)から6月13日(土)まで、東京・吉祥寺バウスシアターでの開催が決定いたしました。
映画のラインナップは、ファンのリクエストにより決定した3作品『デトロイト・メタル・シティ』『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』のほか、ワーグナー「ワルキューレの騎行」や
ドアーズ(The Dooors)の「ジ・エンド」が鳴り響く『地獄の黙示録・特別完全版』、
石井聰亙監督のパンク・ムービー『狂い咲きサンダーロード』、
ビョーク(Bjork)出演&音楽を務めた『拘束のドローイング9』、70〜80年代ニューウェイヴが大胆に使われた『マリー・アントワネット』など、24作品。
さらに、6人が
ボブ・ディラン(Bob Dylan)を演じる『アイム・ノット・ゼア』をセレクトした
カーネーションの直枝政広、自身のドキュメンタリー『KIKOE』も上映される大友良英、音楽を担当した『The World』を引っさげての
ジム・オルーク(Jim O'rourke)らによるライヴや、
青山真治と
黒沢清によるレクチャーも同会場で開催されます。
爆音上映とは、音楽ライヴ用の音響セッティングを使い、ボリュームを限界まで上げ大音響の中で映画を見・聴く試み。その迫力が増すのはもちろん、爆音による聴覚・視覚の変化で味わうトリップ感覚を楽しんだり、逆に大音響でなければ聞こえてこない幽かな音を聴くこともできます。音を大きくするだけではなく、その映画にとって最適な音とは何か、それぞれの映画における音の核心はどこにあるのか?など映画におけるベストな音を探求したのが、この映画祭。知っている映画もまったく違ったものに見えるという爆音上映の世界を、ご自身の目と耳で確かめてみてはいかがでしょうか?
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト
(C)2007 by PARAMOUNT CLASSICS, a Division of PARAMOUNT PICTURES, SHINE ALIGHT,
LLC and GRAND ENTERTAINMENT (ROW) LLC, All Rights Reserved.