演歌歌手としてソロ・デビューし今年で5年目を迎えるAKB48の岩佐美咲。2016年1月に発売されたニュー・シングル「ごめんね東京」はオリコンのウィークリーランキング総合シングルで初登場6位、演歌では初登場1位（1月18日付）と好調の中、自身の21歳の誕生日でもある1月30日（土）に東京・浅草公会堂で初のソロ・コンサート〈岩佐美咲ファーストコンサート〜無人駅から　新たなる出発の刻（とき）〜〉を開催、AKB48卒業を発表しました。

　チケットは先行発売で即日完売、ロビーでは過去に着用した衣装の展示会も開催されるなど、大盛況となった本公演。岩佐は、「いよいよ今日を迎えることができました。初めてのソロコンサートです。今日は、私の一つの夢だったソロ・コンサートを、たくさんの方々のお陰で迎えることができて、とてもうれしいです。泣いてしまいそうで、みんなの顔が見られないです……。今日は精いっぱい歌わせていただきますので、最後まで楽しんでいってください」と挨拶し、AKB48のヒット曲から「フライングゲット」「恋するフォーチュンクッキー」などの演歌ヴァージョンや、「津軽海峡・冬景色」「天城越え」「東京ブギウギ」「恋する夏の日」「赤いスイートピー」といった名曲カヴァー、新曲「ごめんね東京」など全21曲を披露。

　ゲストとして元AKB48の松井咲子がバースデーケーキと共に登場、「咲子さんのピアノで歌うのが夢でした」（岩佐）と、松井のピアノ伴奏で「履物と傘の物語」「翼をください」を歌い上げるなどサプライズも用意されたこの日、最後に「これからも皆さんのお力をお借りしながらいろんな夢を叶えていきたいと思っています。その中で自分に厳しくしたく、一つ自分の中で決めたことがあります。岩佐美咲は、AKB48を卒業します」と発表。「演歌の道、一本でやっていきたいという意思が演歌を歌わせていただくたびに強くなってきて、この決断をさせていただきました。AKBを辞めてからが本当のスタートラインですし、皆さまの応援が必要になりますので、これからも応援してくださったらうれしいです」と決意を語ると、ファンからは温かい拍手と声援が贈られました。現在のところ、卒業の日は未定となっています。