チェコ出身の若きマエストロ、
ヤクブ・フルシャ×
東京都交響楽団の新作
『スーク: 交響曲第2番「アスラエル」』(OVCL-00564 3,000円 + 税)が1月30日(金)にリリースされます。
“アスラエル”とは、イスラム教において死を司る天使の名前。師匠である
ドヴォルザークの死に強い衝撃を受けた
スークが、亡き師に捧げる交響曲として作曲に着手した作品です。さらに作曲中の1905年、第4楽章の作曲を始めたころ、今度はドヴォルザークの娘であるスークの妻・オティリエが若くして世を去ります。度重なる悲劇に襲われつつも、1906年10月に本作を完成させたスークは、“アスラエル”の名をつけました。
フルシャはこの交響曲へ込める熱い想いを全身で音楽に傾け、魂をこめて表現していきます。優れたヴァイオリニストであったスークはこの曲でも、とくに弦楽器奏者にとって高い技術を要求していますが、都響の圧倒的な技術力はそれらの技術的な困難を容易に克服し、スークがこの交響曲に込めた深い慟哭を醸し出し、聴く者の心へと迫っていきます。
フルシャがこの交響曲に込めた愛と、その想いに全力で応える都響が「アスラエル交響曲」の真価を発揮させた渾身の熱演。「アスラエル交響曲」、新たな名演の誕生です。
■2015年1月30日(金)発売
『スーク: 交響曲第2番「アスラエル」』OVCL-00564 3,000円 + 税
[演奏]
ヤクブ・フルシャ指揮東京都交響楽団
[収録曲]
スーク: 交響曲第2番ハ短調 作品27「アスラエル」
[録音]
2013年11月19日 東京“東京文化会館”