シンガー・ソングライター、
ジェイムス・テイラー(James Taylor)が、全米1位を獲得した2015年の『
ビフォア・ディス・ワールド』以来5年ぶりのニュー・アルバム『
アメリカン・スタンダード』(CD UCCO-1219 2,600円 + 税)を2月28日(金)に発表します。タイトルどおりアメリカのスタンダード・ナンバーをカヴァーしたこのアルバムから、1953年にサミー・カーンが作詞、
ジーン・デ・ポールが作曲し、これまでに
フランク・シナトラ、
アレサ・フランクリン、
エイミー・ワインハウスらが歌ってきた「ティーチ・ミー・トゥナイト」が公開中です。
アルバムはテイラーと、長年のコラボレーターであるデイヴ・オドネル、日本でもおなじみのジャズ・ギタリスト、
ジョン・ピザレリの3人がプロデュース。レコーディングではテイラーが歌とギター、ピザレリがギターを弾いたほか、
スティーヴ・ガッド(ds)、
ルイス・コンテ(perc)、
ヴィクター・クラウス(b)、
ラリー・ゴールディングス(ハモンドB3, melodica)、
ジェリー・ダグラス(ドブロ)らが参加。アルバムを捧げている妻のキャロライン・テイラーの歌声も「ザ・サレイ・ウィズ・ザ・フリンジ・オン・トップ」で聴くことができます。また、テイラーの1975年作『
ゴリラ』や
ジョニ・ミッチェル『ドンファンのじゃじゃ馬娘』、ハース・マルティネス『ハース・フロム・アース』などを手がけてきたカメラマンのノーマン・シーフがジャケットの写真とアーティスト写真を撮影しています。
収録曲は、
二村定一が「私の青空」のタイトルで昭和初期にヒットさせ、以来日本でも親しまれている「マイ・ブルー・ヘヴン」を皮切りに、
ヘンリー・マンシーニが
オードリー・ヘップバーンのために書いた「ムーン・リヴァー」、ミュージカル〈南太平洋〉の「ユーヴ・ガット・トゥ・ビー・ケアフリー・トート」(かつての邦題は「用心深いはなし」)など。日本盤はボーナス・トラック「ネヴァー・ネヴァー・ランド」を含む全16曲入りです。
テイラーは4月14日のカナダ・ヴィクトリア公演から北米ツアーを開始。前半の日程では
ボニー・レイットが、後半の日程では
ジャクソン・ブラウンがゲストとして出演します。