ジム・オルーク 2009/08/14掲載(Last Update:09/09/08 17:31)
ジム・オルーク(JIM O’ROURKE)、2001年の
『インシグニフィカンス』以来となる、じつに8年ぶりの純オリジナル・アルバムが完成! 待望のニュー・アルバム
『ザ・ヴィジター』が9月16日に発売されます!
今回発売になる久々の新作は、なんと全1曲のインスト・アルバム。楽曲、アレンジ、演奏、録音、ミックス、すべてがジム・オルーク以外の誰にも作り得ない圧倒的な完成度を誇る本作。アコースティック・ギターの爪弾きに始まり、さまざまな楽器を取り入れ静と動を織り交ぜて展開していく、なんとも感動的な作品に仕上がっています。もちろん、ギターやベース、ピアノはもちろん、ドラムや管弦楽器にいたるまで、すべての楽器をジム・オルーク自身が演奏しています。
さらに驚くべきことに、編集は一切なく、すべてがリアルタイムの演奏によるものとのこと。イントロからエンディングまで、じっくりと耳を傾けずにはいられない至福の40分間……。ちなみに本作は、あの傑作インスト・アルバム
『バッド・タイミング』(97年/写真)の続編的な性格を持ち、アルバム・タイトルの『ザ・ヴィジター』とは、『バッド〜』を含むドラッグ・シティ/Pヴァインからの前3作同様、オルークが敬愛する英国の映画監督
ニコラス・ローグの作品から取られているとのこと。作品名そのものではないので、それがなにかはご想像におまかせします。
また今後の活動としては、復活したフェノバーグ(クリスチャン・フェネス、ジム・オルーク、ピーター・レーバーグのトリオ)の日本ツアー&アルバム制作に加え、早くも次のソロ・アルバム(なんと、『ユリイカ』の続編だそう!)の制作に取り掛かっているというから、今後もジム・オルークの動きから目が離せません。