昨年11月に行なわれた来日公演も盛況だった、エズラ・コレクティヴのメンバーでありロンドンを拠点に活動するキーボードプレイヤー / 作曲家 / バンドリーダー / プロデューサーのジョー・アーモン・ジョーンズ(Joe Armon-Jones)が、2部構成の大作『All The Quiet』を自身のレーベル「Aquarii」からリリースすることを発表。1枚目の『All The Quiet (Part I)』は3月28日(金)、2枚目の『All The Quiet (Part II)』は6月13日(金)にリリースされます。あわせて、リード・シングル「Kingfisher」がミュージック・ビデオとともに公開されています。
『All The Quiet』は、ジャズや音響の本質を理解し、センスあふれるピアノ演奏で多くを魅了するジョー・アーモン・ジョーンズの新たな芸術的到達点を示すもの。アシェバー、グリーンティー・ペン、ウー・ルー、ヤスミン・レイシーといったアーティストも参加していながら、ジョーがすべての作曲、プロデュース、ミックスを手がけ、ピアニスト、ソングライターとしての本領を発揮した作品です。
アルバムの形が見えてくると、ジョー・アーモン・ジョーンズは次第にアルバムのテーマを意識するように。辿り着いたのは“創造の精神に対する無関心と敵意がはびこる時代の中で、音楽の魂を守る音の騎士が戦うという幻想的な物語”。ここには音楽が商品化され、価値を失いつつある現状への深刻な問題意識が込められています。ジョー・アーモン・ジョーンズは「今、僕たちが目の当たりにしている状況の究極の終着点のようなものだ」とコメント。この物語を表現するため、彼の長年のヴィジュアル・コラボレーターであるディヴィヤ・シャーローとラルフ・ベリーマンが『All The Quiet』のデラックスLPに付属するアートワークとコミックブックを手がけています。