古典音楽の権威、
ジョン・エリオット・ガーディナー(John Eliot Gardiner)が、世界三大オーケストラの一つと称される
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮し、
ヨハネス・ブラームスの全交響曲をライヴ録音したアルバム『ブラームス:交響曲全集』が5月2日(金)に発売されることが決定。
ガーディナーは約20年前、ピリオド楽器(作曲当時の様式や構造を再現した楽器)を用いる古楽器オーケストラ、
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティークとともに、ブラームスの交響曲を初めて録音。その演奏は、ブラームスの新たな魅力を引き出す画期的な試みとして高い評価を得ました。
今回の再録音は、その経験を踏まえ、モダン楽器を用いるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とともに、古楽的なアプローチと現代の演奏技術を融合させた、ガーディナーにとって大きな挑戦となるプロジェクトでした。ガーディナーは今回の再録音について「当時の画期的な経験を基盤として、モダン楽器のオーケストラ、特にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のような卓越し、柔軟性に富んだ楽団とともに、新たな解釈とスタイルの融合を模索することに大きな挑戦を感じました」と語っています。
アルバムの発売に先立ち、3月28日(金)より「交響曲 第1番 ハ短調 作品68より 第2楽章:Andante sostenuto」の先行配信がスタート。名匠が再び挑むブラームス解釈の深化。その成果を、ぜひいち早く体感してください。
© Hans van der Woerd