ジャズ界のトップ・ギタリスト、
ジョン・スコフィールド(John Scofield)が最新作
『パスト・プレゼント』(UCCI-1022 2,600円 + 税)を10月28日(水)にリリースします。
90年代後半からはジャム・バンド路線へ傾倒しその立役者としてシーンを盛り上げ、2000年代以降もその活動と並行してソロ・プロジェクトを行なうなど精力的に新境地を切り拓いてきた彼。今作は、1990〜92年にかけてブルーノートでリリースした3作品『メント・トゥ・ビー』『タイム・オン・マイ・ハンズ』『ホワット・ウィー・ドゥ』で演奏している、
ジョー・ロヴァーノ(sax)、
ビル・スチュワート(ds)というメンバーに加えて、96年以降スコフィールドをサポートしている
ラリー・グレナディア(b)も参加。盟友たちとのクァルテットでレコーディングした作品です。
本作のタイトルは、
ウィリアム・フォークナーの作品『尼僧への鎮魂歌』のなかの「過去は決して死なない。過ぎてしまったものですらない」という言葉が元となっており、2013年に癌で亡くなった息子エヴァンに対する愛がテーマに重さを与えました。スコフィールドは「過去の人であろうとも、私たちのために今でも命がある人もいる。私の息子、エヴァンにようにね。彼は過去に存在するが、未だに私とともにあるのだ」と語っています。
また、本作リリース後は北米〜ヨーロッパをレコーディング・メンバーでツアーする予定となっています。