半世紀以上にわたるキャリアを持つギタリストの
ジョン・スコフィールドが、ソロ・アルバム『ジョン・スコフィールド』を5月6日(金)に発表します。レーベルはECM。収録曲から、1991年に作曲・録音した実験的な音色のソウルフルなバラード「Honest I Do」が公開されています。
「家で一人で演奏することで身についた繊細さがあると思う」と、スコフィールドは最近、ボストン・ヘラルド紙に語っています。「私はバンドと演奏することに慣れきってしまっていて、そしてそこはある種の音楽性があります。それがなくなってしまって、弦楽器の美しさをピンポイントで表現するような、より繊細なアプローチに取って代わられたのです。ソロで演奏するときは、その場で小さなギター・ループを作るのですが、それはまるで他の人と一緒に演奏しているみたいなのです」
収録曲は、自作曲のほか、スコフィールドが6歳のときのヒット曲である
バディ・ホリーの「ノット・フェイド・アウェイ」や
ハンク・ウィリアムスの「ユー・ウィン・アゲイン」、各曲に対する彼のコメントを載せる本作のライナーノーツでお気に入りと明かす
ケニー・ドーハムの「イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー」、
ジェリー・マリガンと
チェット・ベイカーのバックで演奏したことのある「ゼア・ウィル・ネヴァー・ビー・アナザー・ユー」、
アーサー・ジョンストンと
サム・コスロウが作曲した「マイ・オールド・フレイム」、最後の最後にメイン・テーマを披露する
キース・ジャレットの「コーラル」、トラディショナルの「ダニー・ボーイ」「ジャンコ・パートナー」。2021年8月にニューヨーク、カトナのトップ・ストーリー・スタジオでの録音となっています。
©Roberto Cifarelli / ECM Records