ニュース

ジョン・バティステ、ベートーヴェンをジャジーにした新作アルバム『ベートーヴェン・ブルース』を発表

ジョン・バティステ   2024/10/10 12:32掲載
はてなブックマークに追加
ジョン・バティステ、ベートーヴェンをジャジーにした新作アルバム『ベートーヴェン・ブルース』を発表
 ピアニスト、シンガー・ソングライターで、作曲家、音楽プロデューサー、俳優としても活躍するジョン・バティステ(Jon Batiste)がニュー・アルバム『ベートーヴェン・ブルース』を11月15日(金)に発表します。ベートーヴェンの名曲の数々をジャジーに弾いたピアノ・ソロ・アルバム。先行シングルとして「エリーゼのために-バティステ」が公開されています。

 この作品はバティステの新しいピアノ・ソロ・シリーズの第1弾であり、彼がベートーヴェンの代表的な楽曲に、自身の経験や背景を反映させ、新たな命を吹き込んだ作品。バティステがここで演奏したベートーヴェンの楽曲には、リズム、構造、メロディ、感情、そして作曲法の面で、ブルースの要素が色濃く反映され、見事な融合を見せています。

 『ベートーヴェン・ブルース』のアイディアは、CNNのクリス・ウォレスによる2023年のインタビューをきっかけに加速しました。その時、バティステはベートーヴェンのバガテル第25番「エリーゼのために」をピアノで演奏し、ベートーヴェンの音楽をブルース、そしてゴスペルへと変換させ、ジャンルの壁を打ち破ってみせました。このパフォーマンスに対するソーシャルメディアでの反響は大きく、「エリーゼのために」を弾いた際の動画はInstagramやTikTokでトータル4,000万回以上再生されました。長年にわたり、彼は自身のアルバム、テレビ出演、ライヴ・ショーにクラシック音楽の要素を取り入れてきましたが、『ベートーヴェン・ブルース』は初めてその手法をアルバム全体に捧げた作品となっています。

 「アルバムの出発点は、ベートーヴェンのオリジナル楽曲の一つでした」とバティステは語っています。「そこから、ピアノでリアルタイムに新しいものを作り上げました。即興作曲はクラシック音楽の中でほぼ失われてしまった習慣ですが、時には過剰に正典化されることもあります。このアルバムの録音は非常に精神的な体験でした。ベートーヴェンの卓越した芸術性に敬意を表しつつ、自分自身の創造的な旅と彼の作品を対話させることができました」

 ジョン・バティステは現在、ジュリアード音楽院のクリエイティブ・アソシエイトの初代メンバーとして、学生や教職員とともに活動しており、同校の理事会メンバーも務めています。クラシック音楽への深いルーツを持つ彼は、2021-22年シーズンにニューヨークのカーネギー・ホールで「Perspectives」シリーズを企画。クラシックのルーツに立ち返ったこのシリーズの集大成として、カーネギー・ホールの委嘱による大規模なオーケストラ作品「アメリカン・シンフォニー」(2022年)の世界初演を果たしました。新作には「アメリカン・シンフォニーのテーマ」もピアノ・ソロの演奏で収録されています。

 また、『ベートーヴェン・ブルース』の日本盤購入者を対象にプレゼント・キャンペーンが実施され、直筆サイン入りメロディオン(※直筆サインの入った透明なステッカーを貼付)やオリジナル・トートバッグが抽選でプレセントされます。



ユニバーサル ミュージック
universal-music.co.jp/jon-batiste
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも
[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”
[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表
[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作
[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成[インタビュー] ソウル&ファンク・ユニットMen Spyder 初のEPを発表
[インタビュー] KMC 全曲O.N.Oによるビート THA BLUE HERBプロデュースの新作[インタビュー] 魚返明未 日本の新世代ジャズを牽引するピアニストが、新たなトリオでアルバムを発表
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015