今年4月に初来日し、大盛況に終わった日本各地での全10公演も記憶に新しいジョセフィン・フォスターが、昨年リリースされた『Blood Rushing』に続くアルバム『アイム・ア・ドリーマー』(four-122 税込2,310円)を11月16日〈土〉に発表します。
前作に続き録音とミックスは
アラバマ・シェイクスのアルバム
『ボーイズ・アンド・ガールズ』で脚光を浴びたAndrija Tokic。作品ごとにさまざまな音楽的アプローチ、方向性を示して来た彼女ですがこの新作もこれまでの作品とは異なる作風に仕上がっています。ピアノ、ペダル・スティール、ダブル・ベースなどこれまでの作品では多用されることのなかった楽器に彩られた楽曲群は、その編成などからオルタナ・カントリー、アコースティック・スウィングといったキーワードを思い浮かべるかもしれませんが、その枠組みに収まらないのが彼女。このアルバムに広がる音像は彼女だけのものです。古の音楽をこよなく愛しつつも、独自の表現を獲得していることがこれまでの作品の中でもっとも如実に表われていると言えるでしょう。先人たちが工夫を凝らしながら形作ったかたち・定型も表現者次第で切り開く領域がまだあること、新鮮な息吹を持って蘇ることをこの作品は伝えます。