「ユーミンは“人生の教科書”」と語る
JUJUが、最も影響を受けたユーミンの楽曲たちを取り上げ、
松任谷正隆・
松任谷由実のダブルプロデュースで紡いだカヴァー・アルバム『
ユーミンをめぐる物語』が3月16日(水)にリリース。あわせて、収録曲「守ってあげたい」のミュージック・ビデオが公開されています。
小さな頃からユーミンを聴いては都会の大人の男女を思い浮かべ、憧れを抱いていたJUJU。本カヴァー・アルバムには、「卒業写真」「守ってあげたい」「リフレインが叫んでる」など、いつの時代も愛され続ける楽曲から、「街角のペシミスト」「影になって」「TYPHOON」など、幼いJUJUが感化され青春をともにした名曲たち、加えて松任谷由実がJUJUをイメージして書き下ろした新曲まで、全13曲を松任谷正隆・由実のダブルプロデュースにより贈る前代未聞の内容となっています。
MVが公開された「守ってあげたい」は、1981年にリリースされた誰もが知るユーミンの名曲。同曲は、聴く人によって、恋人、家族、親友、大切な思い出、故郷など、さまざまな景色を思い起こさせます。日常が変わりゆく中、人の価値観もさらに多様化した2022年に改めてこの楽曲を発信するということで、さまざまな人の“守ってあげたい”を描くMVを制作することになりました。MVに出演するのは、昨年M−1グランプリを最年長で優勝し、多忙の中でも、互いを思いやる
錦鯉をはじめ、那須どうぶつ王国で生まれたスナネコの赤ちゃんとそれを見守る飼育員、コロナ禍でなかなか思うように青春を謳歌できない女子高生とそれを見守る先生、女性同士のカップル、子どもたちの笑顔を守りたい花火師の5組。彼らの1日に密着し、日常の中で垣間見るそれぞれの「守ってあげたい」気持ちを紡ぐ映像に仕上げています。
また、MVの監督は、
宮本浩次「昇る太陽」×M−1グランプリ2021の映像を担当した橋浦脩人。そのクリエーティブディレクションを担当し、「東京」「奏」などJUJUのMVも数多く手掛けてきたクリエイティブディレクターの有元沙矢香と、松任谷由実の2021年のアルバム『
深海の街』のプロモーション映像などを担当したプランナー木下さとみが制作を担当しています。
[コメント]コケティッシュでイノセント!!
JUJUの魅力が遺憾なく発揮されたアルバムになったと思う。――松任谷由実アルバムはつくづく歌う人のものだ、と思います。今回はそれを確信した、と言ってもいいかもしれません。
作品そのものは設計図。アレンジャーは設計図を元に建物を作っていく建築家でしょうか。そういう意味では2軒、僕は同じ設計図を元に建物を作ったことになります。古いものはその時代の、そして新しいものは新しい空気を纏うのが面白い。風合いは歌う人の係。すなわちJUJUのセンスが至るところにちりばめられています。窓の形も、仕上げの色や、屋根のカーブまでもね。そりゃあそうです。JUJUが住む家なんですから。
いい家が出来ましたね。おめでとう。――松任谷正隆ユーミンを教科書として育ち、ユーミンに幾度も背中を押され、ユーミンにいろんな場所に連れて行ってもらっている私の日々に大事件が起きました。このアルバムはもう夢です…!!だからずっとほっぺをつねっているのですが、未だ夢と現をふわふわするばかり。このアルバムを通して私が辿ってきたユーミンの物語を、みなさんと一緒巡れたら幸いです。それにしても私、最高に幸せです!!!――JUJU[「守ってあげたい」MV出演者からのコメント]2020年、日本の動物園で初めてスナネコの赤ちゃんが誕生しました。衰弱した赤ちゃんを助けるため、前例のない人工哺育にスタッフは全身全霊で取り組み、日々命と向き合いました。そうして、命の尊さや美しさをスナネコたちから学びました。
スナネコは希少な動物です。スナネコを守るためには私たち人間にできることはなんでしょうか?是非私たちと一緒に考えていきましょう。――荒川友紀(那須どうぶつ王国)密着のカメラを見て周りの芸人に何のカメラ?と聞かれ、JUJUさんのMVと答えると嘘つけ!そんな訳ないだろ!と散々言われました。
本当だったとやっと証明できます!
心が温かくなるJUJUさんの「守ってあげたい」。是非!ご覧ください!!――長谷川雅紀(錦鯉)ドッキリにしては人選と曲懲りすぎだろと思っていました。一応まだ疑っておきます。――渡辺隆(錦鯉)今回、貴重なご縁をいただき、高校生に素晴らしい音楽が結ばれ、未来に繋がれていくことを大変嬉しく思っております。撮影を通じ、普段見過ごしてしまっていた田んぼ道の風景を再発見できました。高校生が美しい夕陽のやさしさに包まれて、大きな存在に守られているような情景、こころに残る、守っていきたい宝物です。撮影をしてくださったスタッフの皆様、全ての出逢いに感謝致します。ありがとうございました。――枝川孝行(茨城県立 佐和高等学校 吹奏楽部顧問)コロナ禍で仕事が無い中、改めて必要とされる仕事だと確信しました。
花火を通して夢と感動を与え続けることを生涯かけて守っていきたいです。
ウクライナの人々を苦しめているのも火薬。人々を喜ばせる花火も火薬。
火薬というものは平和利用されるべきだと願って打ち上げました。
また、娘には娘の人生がありますが、家業の良さ、素晴らしさ、伝統技術の必要性などを感じてくれればと思います。120年続いてきた歴史に誇りを感じてほしいです。――久米川和行(花火師)とにかく楽しかったです!
ミューズ(愛猫)との時間や実は初めてだったオムライス作りを2人でしたり、海で遊んだり、そんな瞬間の中に愛おしく、“守ってあげたい”と思うような暖かい時間を過ごすことができました。当たり前が当たり前じゃないと感じる今だからこそ、目の前にある大切なものをしっかり大切にして、前に進んでいきたいです。――Sanika&Minori子どもの頃は、何も疑うことなく優しい世界を信じていました。
ただ大人になるにつれ、世の中のことが少し分かって、今では自分を守ることばかり上手くなった気がします。
ですが今回、この映像を通じて、様々な人に出会い、会話をしていく中で、本当は自分だって誰かを守れる、そんな強い大人になりたかったはずだ。と気付きました。
限られた制作期間ではありましたが、丁寧に作ったつもりです。ぜひ、自分にとっての大切な人を想い浮かべながら観ていただけたら幸いです。――監督・橋浦脩人この名曲を、今、JUJUさんが歌い、MVを作る意味はなんだろう。ずっとそれを考えていました。きっと50年後も、100年後も愛され続ける名曲。未来の人たちへ向けて、2022年が悲しい年ではなく、こんなにも身近な人を、ものを、大切に守ってあげたいと思って生きている人たちがいた年なんだよと伝えられるような記録映像にできればと思いました。――クリエイティブディレクター・有元沙矢香幼い頃からユーミンが大好きで何度も聴いてきた「守ってあげたい」。聴くたびに、その時の年齢や感情でメッセージが変わって聴こえました。ユーミンは“人生の教科書”。そう話すJUJUさんの想いに共感し、寄り添うように携わらせていただいたMV。JUJUさんの歌声と映像を通して、今だから感じるあなたの「守ってあげたい」を想像していただけたら嬉しいです。――プランナー・木下さとみ