米ロサンゼルスを拠点に活動する音響派シンガー・ソングライター、ジュリア・ホルター(Julia Holter)が、3月22日(金)に6枚目のアルバム『Something in the Room She Moves』を「ドミノ」からリリースすることを発表。アルバムから最新シングル「Spinning」がリリース、ミュージック・ビデオも公開されました。
アルバム・タイトル『Something in the Room She Moves』は、ホルターがアルバムのタイトル・トラックとなる曲の初期デモの作業用ファイルに最初につけたもの。ですが、偶然にもその数ヵ月後、彼女は8時間に及ぶビートルズのドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ: Get Back』に魅了されることになります。彼女のアルバム・タイトルのフレーズは、ビートルズ「サムシング」の歌詞「Something in the way she moves...」の視点を反転させており、女性はもはや受動的に観察されるのではなく、能動的に世界を拡張していく存在であることを示唆しています。
2012年のブレイクスルー作『Ekstasis』から『Loud City Song』『Have You in My Wilderness』まで、一連のドリーム・ポップ作品を発表した後、ホルターは2018年に広大でスリリングな実験的作品『Aviary』をリリース。それ以来、彼女は『17歳の瞳に映る世界』などの映画音楽を手がけ、オペラ・ノースの合唱団と『ジョーン・オブ・アークの受難』のライヴスコアを演奏。またパートナーであるミュージシャンのタシ・ワダともコラボレートも続けており、今回の彼女の新作ではシンセとバグパイプで参加しました。
[Tracklist] 01. Sun Girl 02. These Morning 03. Something in the Room She Moves 04. Materia 05. Meyou 06. Spinning 07. Ocean 08. Evening Mood 09. Talking to the Whisper 10. Who Brings Me