Kan Sanoが、ニュー・シングル「喉仏のクリスマス」のリリック・ビデオを公開しています。
“一生に一度はクリスマスソングを作ってみたいなあ”という6年越しの思いを実現するため、Kan Sanoが完全な新作として、2023年の真夏の太陽の下で制作を進めた「喉仏のクリスマス」。
楽しげなクリスマスサウンドと、マフラーの中で口ずさんでいる様な適度な湿度の色気あふれる美しい歌声に惹きこまれるKan Sanoの魅力が凝縮された、予想を裏切るド直球の王道ウインター・ソングの誕生です。
Kan Sanoが1人で全楽器を担当した本作は、ジャケット・アートワークも、シングル「Go」に続きKan Sano本人のコラージュ作品を使用。
様々な情景が浮かぶメロディや転調の連続は、つい、何故か軽やかな足取りになってしまうクリスマスの魔法を見事に楽曲で表現しており、落ちが葉が舞う都会で、やさしい街灯が人々を照らし、北風が旋律をたどる毎年恒例の行事を嬉しくも鋭く描写しています。
自分が生きている間(つまり永遠に)繰り返されていくであろう諸行無常を感じとる、正に“日本のクリスマス”を一曲で表現しています。そのうえで、“私たちは巡り会えてありがとう!”と声高らかに歌い、喜び、楽しむのです。この素晴らしい世界に愛を込めて贈ります。
[コメント]毎年クリスマスの時期になると「一生に一度はクリスマスソングを作ってみたいなあ」と思うのですが、制作やプロモーションのスケジュールを考えると、冬にリリースするためには夏に制作をしないといけないので、年々異常気象が深刻な問題になっている夏の猛暑の東京で、夏フェスの合間を縫って冬の歌を作る気持ちにはなかなかなれず困っていました。冬に作って翌年の冬にリリースするという作戦もありますが、制作中の楽曲を長期間寝かせてしまうと、またすべて作り直したくなるのがミュージシャンの性…。
このままでは一生実現できないので、今年こそはと意を決して、真夏に一人で汗だくになりながら作詞作曲し録音しました。大袈裟に言えば構想6年越えの楽曲と言えなくもありません。今年は「Go」と「Pマママ」をリリースしましたが、実際に今年作った新曲としては「喉仏のクリスマス」が初めてです。今の自分が凝縮された楽曲になっていますし、昨年や一昨年だったらもっと違う顔付きになっていたと思います。とにかく今は無事リリースできてホッとしています。
皆さま、今年も良きクリスマスを。
メリークリスマス!
どうぞ宜しくお願い致します!――Kan Sano