Kan Sanoが、ニュー・シングル「それから」を4月30日(水)にリリースしています。
新曲「それから」は、次のフル・アルバムに向けたシングル第1弾で、Kan Sanoの中の“日本語ポップス”を更新した人気曲「Natsume」の色々な意味で続編的な作品。トラックが決して歌の為の伴奏になっていない音楽家としての芯はブラさずに、勢いのある美しく展開するメロディと、余白が想像を掻き立てる歌詞と譜割りが非常にクセになる1曲となっています。
先日リリースされた『劇映画 孤独のグルメ』のエンディング・テーマ「神様のメロディ」のストイックで感動的なピアノ・インストゥルメンタルが、Kan Sanoから過去、現在、数100年先の人々、森羅万象へ向けている楽曲だとするのならば、「それから」はその反対側の側面が垣間見られ、今この瞬間に目の前にいるオーディエンスへ向かって、フィジカルにまっすぐに歌われている様に感じます。それはライヴでのオーディエンスへ向けた楽曲とも言え、ポップスの本来もっている高揚感を独特の距離感で解釈し定義しているとも言えます。ネオ・ソウル、ネオ・シティ・ポップを経由し、もはや“ネオJポップ”を形成していると表現した方がしっくりくるような楽曲が誕生しています。
ミックス、マスタリングは、アルバム『
Tokyo State Of Mind』をはじめKan Sano作品を多く手がけているbig turtle STUDIOSのエンジニア・藤城真人が担当。繊細な楽曲の意図が隅々まで表現されています。
[コメント]次のアルバムに向けて制作中ですが、一曲活きが良いのができたのでリリースします。
タイトルは「それから」です。
弾んだリズムと言葉が楽しい曲になりました。
「分かりやすさ」と「分からなさ」が共存している自分にとって一番心地いいポップスです。
「Natsume」の続編としても楽しめると思います。乾きがちな日常に閃きと潤いを与えたいです。
音楽でできること、まだまだあるなと思ってます。
日々のお供にどうぞよろしくお願いします!――Kan Sano