1989年、日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれたピアニストの
金子三勇士(かねこみゆじ)が、
本田聖嗣の後任として、4月1日からNHK-FM「リサイタル・ノヴァ」の支配人(番組司会者)に就任。
金子は、〈バルトーク国際ピアノコンクール〉をはじめ、数々の国際コンクールで優勝を果たしているピアニスト。6歳で単身ハンガリーに留学し、祖父母の家からバルトーク音楽小学校に通学。2001年(11歳)には飛び級で国立リスト音楽院大学(特別才能育成コース)に入学し、2006年(16歳)に全課程取得とともに日本に帰国。東京音楽大学付属高等学校2年への編入後、第12回〈ホテルオークラ音楽賞〉や第22回〈出光音楽賞〉などを受賞し、2016年3月にはユニバーサル ミュージックより『
ラ・カンパネラ〜革命のピアニズム』をリリースしています。近年では〈ハンガリー子どものためのバルトーク国際ピアノコンクール〉派遣選考会や、ブダペストで開催された同コンクールの審査員を務め、幅広く活動。
「リサイタル・ノヴァ」は、クラシック界の新鋭演奏家による演奏やインタビューを通じ、演奏者の素顔を紹介するラジオ番組。支配人就任に際し、金子は「新年度から〈リサイタル・ノヴァ〉の支配人役を担当させていただけますこと、大変嬉しく、光栄に思います。放送をお聴きの皆さまを新感覚の“コンサートホール”へご案内し、若き音楽家による演奏はもちろんのこと、インタビューを通して彼らの夢、生き方、素顔や裏話など、さまざまな話題をお届けできればと思います。魅力あふれる演奏と楽しいトークを、フレンドリーな空間からお贈りします!」とコメントしています。
photo ©Günter Zorn