ニュース

KANGDANIEL、日本デビューEPを携え初の日本ツアー開催 かわいいと思う日本語は「机」と「膝痛い」

カン・ダニエル   2022/10/17 12:35掲載
はてなブックマークに追加
KANGDANIEL、日本デビューEPを携え初の日本ツアー開催 かわいいと思う日本語は「机」と「膝痛い」
 韓国の男性アイドル・グループ“Wanna One”のメンバーとして活動したのち、2019年に韓国でソロ・デビュー。以降、数多くのアワードで受賞を果たしたほか、Disney+にてドラマ『キミと僕の警察学校』で主演を務めるなど躍進するKANGDANIEL(カンダニエル)が、10月5日にリリースした日本デビューEP『Joy Ride』を携えた自身初のジャパン・ツアー〈KANGDANIEL : 1st EP Release Tour JOY RIDE THROUGH JAPAN〉を10月15日大阪・大阪 Zepp Namba、16日神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催しました。

 最終日となったKT Zepp Yokohama公演では、ヒット曲「Upside Down」の日本語ヴァージョンをはじめ、MIYAVIをフィーチャーした「TPIR (feat. MIYAVI)」(※MIYAVIは出演しておりません)や、ちゃんみなをフィーチャーした「Loser (feat. ちゃんみな)」(※ちゃんみなは出演しておりません)など、デビューEP『Joy Ride』の収録曲を含めて全12曲を披露しました。

[ライヴ・レポート]
 韓国の男性アイドルグループ“Wanna One”のメンバーとして活動。2019年に韓国でソロ・デビュー後、数多くのアワードで受賞を果たし、Disney+にてドラマ「キミと僕の警察学校」で主演を飾ったKANGDANIEL(カンダニエル)。

 そんな彼が日本デビューEP『Joy Ride』(10月5日発売)を携えて自身初となるジャパン・ツアー〈KANGDANIEL : 1st EP Release Tour JOY RIDE THROUGH JAPAN〉を10月15日大阪 Zepp Namba、16日KT Zepp Yokohamaで開催した。このレポートでは、最終日となる16日の横浜・KT Zepp Yokohama公演の模様をお届けする。

 会場には昼過ぎから多くのファンが詰めかけ、ツアーグッズの物販コーナーには早くから長蛇の列が。オープンの時間になるとフロアは瞬く間にファンで埋め尽くされ、今か今かと会場内が期待で包まれた。照明が消え、壮大なSEとレーザーが目まぐるしく照らされると、オープニングを飾る「Upside Down」のイントロと共にステージ中央には8人のダンサーを従えたKANGDANIELが姿を現した。YouTubeにて2200万回超えを記録しているこの大ヒット曲の日本語バージョンでスタートすると、いきなりアンコールのような盛り上がりを見せる。最初の一言は日本語で「こんにちは、KANGDANIELです!ぼくの初めてのジャパン・ツアー、「1st EP Release Tour JOY RIDE THROUGH JAPAN」にお越しいただき、ありがとうございます!」と挨拶。ファンはこれに「待っていました!」と拍手で応える。MCでは韓国語に交えて、日本語でのMCにもたくさんチャレンジ。何度か噛んでしまう場面もあったが、それすら持ち前のキャラクターで場を和ませる。

 続く「2U」、「Jealous」と全編韓国語の人気曲をパフォーマンスすると、「みなさん、僕のデビューEP『Joy Ride』は聴いてくれていますか?!今日はこのEPからたくさんの曲を歌いますが、まずは『Joy Ride』を歌います!」と宣言し、「Joy Ride」へ。ダンサー8人が中央に集まり車の形を模写したようなフォーメーションをとると、KANGDANIELはその中に。まるで本物の車に乗り込んだような、そんなユニークなダンスで始まるとバックの巨大LEDスクリーンに街中を駆け抜けるような映像が映し出され、楽曲のテーマにもあった心地よいスピード感で一気に駆け抜けた。

 その後ソロとしては初めての日本公演ということで設けられたファンからの質問コーナーに突入。会場入り口に設置されたボックスにファンが書いた質問用紙を本人がランダムで選んで回答をしていくというもので、かわいいと思う日本語やデビューして嬉しかったこと、などたくさんの質問に答えてみせた。ちなみにかわいいと思う日本語は「机」と「膝痛い」だそう。

 このコーナーを終えると、「Joy Ride」と同じ日本オリジナル楽曲である「TPIR (feat. MIYAVI)」を披露。MIYAVIが奏でる今までのKANGDANIELにはないギターサウンドと、サビでダンサーと一列になって指を天井に突き刺すような振り付けで会場は一体感を増し、揺れるように盛り上がる。その後、スツールに座ってしっとりと歌い上げる「Moment」や、衣装をチェンジしレーザーでクールな演出が際立つ「PARANOIA」など激しいダンス曲を続けてパフォーマンス。日本盤ではちゃんみなをフィーチャリングに迎えた「Loser」ではスモークでステージが覆われる中、切なくも前に進んでいく様を表現した。

 本編最後は「Ride 4 U」を日本語バージョンで、この最高の時間が終わってしまうのを惜しむようにゆっくりと、笑顔で会場に手を振りながら歌い上げた。

 アンコールではツアーグッズであるパーカーをまといステージに登場。今回のジャパン・ツアー最後を飾る楽曲は、日本盤EP『Joy Ride』でも最後に収録された「1000x」だ。「何も恐れることはない / 僕がそばにいるよ」と歌うラブソングに合わせ、会場には「Joy Ride」とサインが書かれたウィングハートが会場に降り注がれた。こうして、日本のDANITY(ファンの呼称)に愛をたくさん届けたKANGDANIELは、最後は万雷の拍手の中、ダンサー8人と並んで深々とお辞儀をし、ステージを後にした。

 クールに歌い、激しいダンスを涼しい顔でこなす。かと思えば、曲が終わると見せるかわいい笑顔や仕草でどんな人も夢中にさせてしまうKANGDANIEL。彼の日本での活動はまだ始まったばかり。これからの活躍にぜひ注目を!


拡大表示


拡大表示


拡大表示


拡大表示


拡大表示

写真:yuya mizoguchi

〈KANGDANIEL : 1st EP Release Tour JOY RIDE THROUGH JAPAN〉
2022年10月16日(日)
神奈川 KT Zepp Yokohama

[セットリスト]
01. Upside Down (日本語 ver.)
02. 2U
03. Jealous
04. Joy Ride
05. TPIR (feat. MIYAVI) ※MIYAVIは出演しておりません
06. Moment
07. PARANOIA
08. Ready to Ride
09. Parade
10. Loser (feat. ちゃんみな) ※ちゃんみなは出演しておりません
11. Ride 4 U(日本語 ver.)

ENCORE
12. 1000x(日本語 ver.)
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
[インタビュー] ソウル&ファンク・ユニットMen Spyder 初のEPを発表[インタビュー] KMC 全曲O.N.Oによるビート THA BLUE HERBプロデュースの新作
[インタビュー] 魚返明未 日本の新世代ジャズを牽引するピアニストが、新たなトリオでアルバムを発表[インタビュー] みやけん 人気ピアノYouTuber 『俺のヒットパレード!』第4弾リリース!
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015