『
ジミー、野を駆ける伝説』を最後に映画界からの引退を表明していたイギリスの名匠
ケン・ローチ監督が、引退を撤回して制作した映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』が、
Blu-ray(VPXU-71532 4,800円 + 税)&
DVD(VPBU-14614 3,800円 + 税)化され9月6日(水)に発売されます。併せて、ローチ監督のドキュメンタリー『
ヴァーサス / ケン・ローチ映画と人生』のDVD(VPBU-14615 3,800円 + 税)も同時発売。BBC時代に手がけたテレビ・ドキュメンタリーや、映画『
ケス』『
リフ・ラフ』などの代表作を振り返りながら、社会派監督の生涯とキャリアに迫ります。
『わたしは、ダニエル・ブレイク』の舞台はイギリス。突然の病で仕事を辞めるも、複雑な福祉制度のため国の援助を受けられない主人公“ダニエル・ブレイク”と、2人の子供を連れたシングル・マザー“ケイティ”との心の交流を描いたヒューマン・ドラマです。イギリスで起こっている格差や貧困の問題を切り取った本作は、第69回〈カンヌ国際映画祭〉のパルムドールを受賞。ローチ監督がパルムドールを受賞するのは、2006年の『麦の穂をゆらす風』に続き2回目です。
貧困に苦しみながらも人としての尊厳を失わずに生きていくダニエルを演じたのは、本作が映画初出演となったコメディアンの
デイヴ・ジョーンズ。ダニエルとお互いに助け合うケイティを『
ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』の
ヘイリー・スクワイアーズが演じています。